三代目死神が愛した＿＿。3【名探偵コナン×暗殺教室】

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　私がベッド、バーボンが布団で寝た。初めは部屋とか探られるかなぁと思っていたのだが、大人しく寝たようだったので私も寝ることにした。

　のだが……。

　寝てからどのくらい経ったかは分からないが、バーボンが動いた気配を感じ取り目が覚める。
　……何するつもりだ？

　気配に集中していると、バーボンはベッドのすぐ傍で止まった。私が寝てるかどうか確認してるのか、ハニトラ仕掛ける準備をしてるのか。
　気配は感じとれても何をしているかまでは分からない。とりあえず体を動かさずに声を掛ける。


「寝てください」
「……起きてたんですか」
「起きたんですよ」


　顔だけバーボンの方に向けようとすると、バーボンはベッドの上に乗って来ようとしていた。
　やっぱりハニトラか。
　枕の下に忍ばせておいた拳銃を取り出し、額に突き付ける。実はいうと弾は入っていない。誤射でもしたら償いきれないから。


「ハニトラですか？」
「ただの遊びです。ダメですか？」


　いや絶対ハニトラじゃん。色気バンバン出してきてるじゃん。窓から入ってくる月明かりが良い具合にムード出してるじゃん。
　バーボンは拳銃に手を掛け下に降ろし、更に近付いてきたので、私は銃を握っていない手で頬を軽く叩く。

　ペシッと可愛らしい小さな音が鳴った。バーボンはキョトンとした顔をする。


「しませんよ。貴方とは絶対に」


　降谷さんとは絶対に。

　目をしっかりと見つめ、ハッキリ断る。
　バーボンは少し考える様子を見せた後、結局諦めてくれたようで布団へと戻って行った。拳銃を再び枕元に戻し、私も寝転がる。

　はぁぁぁあああめっちゃ緊張した！
　色気ヤッバ。かっこいいんだが……。あれ、私なんかもうすでにハニトラ引っ掛かってない？

　その後しばらく寝付けなかったが、いつの間にか眠ることが出来た。

　気配で目が覚めることなく朝を迎える。
　朝食はバーボンがサンドイッチ作ってくれました。盛永詩のお家が一瞬だけポアロになりました。




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