三代目死神が愛した＿＿。3【名探偵コナン×暗殺教室】

piece104‐‐ぼっち ページ4

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「……律おはよう」
『おはようございます！ どうかされましたか？』
「いや、昨日一言も声発してなかったから、なんか喋りたかった」
『なるほど！ 今日のご予定は？』


　重い体を起こし、携帯を握りながら部屋を歩く。
　昨日は珍しく組織の任務もなく、本当に1日中休みだった。多分、私が寝不足だと知ってジンが別の人に仕事を渡したんだと思う。誰とも会うことなく寝て過ごしていたせいで、喉が少し痛い。


「今日はー、今から防衛省行ってトレーニングと射撃の練習とー、今週分の事務処理終わらせられるだけ終わらせてー……そしたらどうしよう」


　N Bakeryは、野々村夫妻の親戚に不幸があったらしく、臨時休業中。再開の見込みは立っていない。休暇が一気に欲しかったため翻訳の仕事は連徹中に片付けた。組織からの連絡もない。


『あの！ 私ここに行ってみたいです！』


　そう言って表示したのは小さな遊園地内にあるお化け屋敷のページ。
　律はページの端でひょこっと顔を出し、顔を少し赤らめて言った。


『ダメですかね……？』
「……OK、行こうか」


　かわいい。
　お化け屋敷は別にいいんだけどさ……1人か。律いるけども違うじゃん。……1人か。

　ある程度予定を立て、まずは防衛省に行くために盛永詩の変装をして家を出た。
　駅のトイレでブカブカなトレーナを着て、安室さんと買った帽子を深く被り、さらに変装する。
　家を出入りする時は基本的に盛永詩の恰好をしていないと近所の人に怪しまれてしまうし、詩の恰好で防衛省を出入りするワケにはいかないのだ。


　防衛省に着いたらトレーニングウェアに着替え、いつものトレーニングと、場所や環境の問題で普段できないトレーニング始める。
　4徹した時と1日休日だった昨日はほとんどトレーニングしていないようなものなので、今日はいつもより負荷を掛けてやった。
　他の人達が出勤してきた頃、射撃場に向かう。


「あ、烏間室……先生、おはよーございます」
「Aさん、おはよう。来てたのか」
「ビッチ先生は？」
「死んだ」
「そうですか」
「なんでよ！」

　わーなんかこのやり取り前もやった。(piece2)

「おはよ、ビッチ先生」
「おはよう。A、命中率で勝負しない？ 溜めた書類を賭けて！」
「いっすよー」


　審判は烏間先生で、ビッチ先生へのハンデありで射撃勝負が始まった。




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