piece434 赤井side ページ34
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5階の爆弾をすべて解体し終わり、次は3階へ下る。
おそらく安室君は1階から解体しながら上がってくるだろうから、今ちょうど3階にいるくらいだろう。ボウヤは避難してくれているといいが。
3階へ到着し爆弾の近くへ寄ると、予想通り安室君がそこに立ち尽くしていた。
何をしている。なぜ解体しない？
さらに近付くと声が聞こえた。奥に誰かいるのか？
「上の階はもう解体済みだ。さっさと逃げろ」
「待て！」
奥にいた人物は窓から飛び出し、それを安室君が追いかけようとする。
「まつ、だ……。いや、奴は死んだはずだ。そんなはずは……」
マツダ？ ……死んだ人間か。
ふと思い出すのはキュラソーと……明美。
あの日薄らぼんやりとだが見た光景を思い返すが、この場にいては安室君に見つかってしまうため、俺は彼より先にデパートの外へ出た。
Aさんもそろそろこっちに来る頃か？
「あっちゃ〜これはこれは……随分大きな爆弾だこと」
私はあの後、結局下に行かず上に上がってきた。
7階の上はもうすでに爆破されている8階。さらにその上は……屋上。
�牴擇笋�なエンディングを迎えるのは10分後�瓩辰討いΔ阿蕕い世發鵝�こんな小規模な爆弾で済むわけがない。一段と大きな爆弾は、屋上と階段を繋ぐスペースにあった。
時刻は36分。あと4分しかない状態で、8階の地盤が少し崩れ上ってきた階段が塞がれてしまった。屋上へ続く扉もひしゃげて開けられない。
解体するしか逃げ道はない……ね。
考えている暇もなく、私は爆弾の蓋を開けた。さっきまでの小さな爆弾と比べ、大きさも配線も複雑になっている。
でも大丈夫、これくらいなら解体できる。
私はふーっと息を吐いて、次々と線を切断していった。迷っている暇はない。トラップがないかもちゃんと確認しながら、手早く……。
順調に切断していくと、残る配線は2つとなった。
「これ……ずっと気になってたけどそうなる、よねぇ」
残った配線は赤と黄色。どちらかがトラップで、どちらかを切らなきゃお陀仏な状況へとなってしまった。
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9ねみ(プロフ) - 千々さん» コメントありがとうございます！文章の書き方など褒めて頂いて嬉しい限りです……！ありがとうございます！のろのろ更新続いてしまっていますが、最後まで楽しんでください！ (3月4日 12時) (
レス) id: 4b06e7d09d (このIDを非表示/違反報告)
千々(プロフ) - あまりに面白くて昨日と今日で一気読みしてしまいました！文章の書き方、心情描写、展開に至るまで全てが大好きです！実を言うとコナンに関してはにわか知識しか持ち合わせていないのですがこの作品を読んで原作に興味が湧いてきました！素敵な作品ありがとうございます (2月11日 9時) (レス) id: 1d9d509371 (このIDを非表示/違反報告)
9ねみ(プロフ) - 聖奈さん» 聖奈さんありがとうございます！お待たせいたしました！これからも楽しんでいただけるよう頑張ります！ (12月29日 20時) (レス) id: 4b06e7d09d (このIDを非表示/違反報告)
聖奈 - 好きです！！！ほんっとに面白い！この小説に出会えてよかったです、最新楽しみにしてます頑張ってください(^^) (12月9日 23時) (レス) @page5 id: fdcdb1e8d6 (このIDを非表示/違反報告)
9ねみ(プロフ) - ますしんさん» ますしんさん、ありがとうございます！書き方については度々悩んでしまうので、高度なんて言っていただけるなんてとんでもない励みになります……！大変嬉しいコメントを頂けたので、楽しんでいただけるよう頑張ります！ (9月7日 1時) (レス) id: 4b06e7d09d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：9ねみ | 作成日時：2023年8月21日 22時
