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7階に着くと、腕をパシッと捕まれる。
客に捕まれたかと思い振り返ると、掴んできたのは沖矢さんだった。
「爆弾の場所分かるか？」
「いいえっ！ でもなんとなく、上かな〜って！」
「ボウヤから詳細を聞いているが、どうする？ 聞くか？」
「えっ、それ聞かない選択肢あるんですか！？」
どうやらこの事件は毛利探偵が関わっていたらしい。犯人は捕らえたが爆弾を防ぐには一歩遅かったと。
爆弾は各階に4つ。それぞれ同じ場所に設置されているらしい。小さな爆弾なため、配線は6本と少ない。トラップもないらしい。
「�狃�了は16時、華やかなエンディングを迎えるのは10分後�瓩箸いΔ里�暗号文に書いてあったらしい。起爆ボタンが押されたのは15時30分頃。この暗号文通りならおそらく、他の階は10分後に爆発する。解体できるか？」
「はいっ！」
「下の階には俺が向かおう。7階の爆弾を解体したらそのまま隣へ飛び移って避難するんだ。ボウヤと一緒に安室君もこちらに向かってきている、解体しているところを鉢合わせては君も困るだろう」
今はもう降谷さんと和解っていうか、打ち解けてはいる……けどそんな説明している暇はないので、言われた通り7階の爆弾を解体することにした。赤井さんは下の階へ向かう。
15：34……。時間ない！
爆弾は赤井さんの情報通りの場所に合った。一応慎重に解体していくが、爆弾は4つもあるため急ぐ。
ぱちん、ぱちん。
人のいなくなったフロアはとても広く、外からの騒音はあるもののとても静かだ。
そんなところに足音がひとつ。
振り返ってみると、真っ黒な防護服を着た人が駆け寄ってきた。
「Aちゃん！ 解体は俺に任せて、君は逃げるんだ！ 下の階には仲間が向かってるから、早く」
「は、萩原さん！？ でも時間ないので一緒に」
「防護服も来てない人間がうろつくんじゃない！」
肩をガッと捕まれ大きな声で言われ、怒られた子供のようについビクッとしてしまう。
ここはじゃあお願いして、赤井さんを手伝いに行こうと思い、私は階段を下り掛ける。萩原さんはもうすでに次の爆弾の解体に取り掛かっていた。
爆弾の場所もわかってる。他の階に仲間が行ったって言ってたし、爆弾の詳細は耳に入っているようだ。
大丈夫だよねと思いながら一段、足を下げる。
なんだ……なんか、降りちゃダメな気がする……。降りて赤井さんを手伝いわないといけないのに……。
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9ねみ(プロフ) - 千々さん» コメントありがとうございます！文章の書き方など褒めて頂いて嬉しい限りです……！ありがとうございます！のろのろ更新続いてしまっていますが、最後まで楽しんでください！ (3月4日 12時) (
レス) id: 4b06e7d09d (このIDを非表示/違反報告)
千々(プロフ) - あまりに面白くて昨日と今日で一気読みしてしまいました！文章の書き方、心情描写、展開に至るまで全てが大好きです！実を言うとコナンに関してはにわか知識しか持ち合わせていないのですがこの作品を読んで原作に興味が湧いてきました！素敵な作品ありがとうございます (2月11日 9時) (レス) id: 1d9d509371 (このIDを非表示/違反報告)
9ねみ(プロフ) - 聖奈さん» 聖奈さんありがとうございます！お待たせいたしました！これからも楽しんでいただけるよう頑張ります！ (12月29日 20時) (レス) id: 4b06e7d09d (このIDを非表示/違反報告)
聖奈 - 好きです！！！ほんっとに面白い！この小説に出会えてよかったです、最新楽しみにしてます頑張ってください(^^) (12月9日 23時) (レス) @page5 id: fdcdb1e8d6 (このIDを非表示/違反報告)
9ねみ(プロフ) - ますしんさん» ますしんさん、ありがとうございます！書き方については度々悩んでしまうので、高度なんて言っていただけるなんてとんでもない励みになります……！大変嬉しいコメントを頂けたので、楽しんでいただけるよう頑張ります！ (9月7日 1時) (レス) id: 4b06e7d09d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：9ねみ | 作成日時：2023年8月21日 22時
