三代目死神が愛した＿＿。9【名探偵コナン×暗殺教室】

piece431‐‐Shade3 ページ31

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　お腹空いたなぁ。買い物後回しにしてご飯食べようかな。

　シロについてはあれから一向に進展なく、組織から疑われることもなく、代わり映えしない日々を送っていた。
　備品の買い足しにデパートへ来たため、買い物前にご飯を食べようと上の階へ行く。


「うっなじゅ〜うっなじゅ〜！」
「今から食べるのはうな重じゃなくてパスタよ！ ぱ・す・た！」


　レストラン街に着くと、少年探偵団と鈴木さん、毛利さん、そして沖矢さんもデパートに来ていた。
　沖矢さんと目が合うが、あの人数と混ざりに行くつもりはないため、気付いていないふりをする。会釈しても良かったけど、詩なら気付いた瞬間駆け寄るだろうから、初めから気付かないことにした。

　赤井さん、体はもう大丈夫そうだね。良かった。そういえばあの中にコナン君いなかったなぁ。

◇

「おじさん大変だ！」
「コナン君？」
「んだよ坊主うるせぇなぁ」


　俺はポストに入っていた手紙を持って事務所の扉を乱暴に開ける。
　事務所には偶然サンドウィッチの差し入れをしに来ていた安室さんもいた。心強い。


「ポストの中に予告状が入ってたんだ。爆弾の、ね」
「なに！？ 貸せ坊主！」


　おっちゃんは俺から予告状を奪い取ると内容を読みだす。
　安室さんもその予告状を見て目を細めた。


「ゲーム開始は13時ジャスト、終了は16時、華やかなエンディングを迎えるのは10分後。第一ステージは＿＿」


　おっちゃんが暗号文を一通り読み終えたところで、犯人の言う第一ステージは恐らく米花駅であることを告げる。
　安室さんも手伝うとのことでポアロのエプロンを脱ぎ、おっちゃんの指示に従って警察へ通報。
　現場へ急いでなんとか爆弾を発見することはできたが、内容からして……きっとまだ続くだろう。

　くそ！ 早く爆弾を見つけて解除し、何としてでも犯人を捕まえてやる！




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