三代目死神が愛した＿＿。9【名探偵コナン×暗殺教室】

piece419‐‐白 ページ19

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　あの後哀ちゃんと少しお茶をして、阿笠さんが帰ってきてから研究品を見せてもらったりとかした。
　コナン君が持っている物とか教えてもらったけど、阿笠さん何者……。普通に欲しいし、ちょっと改良して諜報機関に売り出したら報酬すごいと思うんだけどな。

　組織の任務も今まで通り難なく終え、寝る準備を整えてベッドに入る。シロについての情報は明日、死神の名を使ってでも探し出すとするか。

◇

　ガチャ。
　深い眠りについた私は、玄関の扉が開く音で目を覚ます。
　枕下に忍ばせてあるナイフを握りすぐさま反撃できるようにするが、相手の目的を知るために寝たふりを続ける。

　足音は……複数。3人いるな。大柄な人物が2人とヒールの音からして女が1人。律儀に3人とも靴を脱いでいるようだ。
　扉を静かに開けようとしたり気配を殺そうとしたりしない辺り、私のこと知ってる人かな。E組の誰か？ とするとこの家を知っているのはカルマだな。

　何をしてくれてるんだかと思いながら万が一に備えて警戒を続けていると、ついに寝室の扉が開かれる。


「あ、兄貴、寝てやすぜ！」


　組織の人間かよッ！
　ため息を吐きながら体を起こすと、ジンとベルモットが部屋に入ってくる。


「なんですか……」
「寝ろ」
「は？」
「あの方からの命令だ。寝ろ」


　……いやだから、は？ え何どういうこと？
　理解できずにいるとジンが近寄ってきて、押し倒される。
　マジでこれどういう状況。


「拒否します。ジンどいてくれます！？」
「ベイリーズ、お願い寝て」
「ベルモットまで！？ ウォッカ、ちょっと説明してくれないか！？」


　ジンとベルモットが意味不明なことを言い出しているのに対し、ウォッカだけ後ろでオロオロとしているため問うと、もう1人家に誰かが入ってきた。


「ベイリーズ寝てます？」
「バーボン増えたっ……。いや、は？ なんで？ なに？ 怖いんだけど？ え？」
「混乱してるベイリーズ初めて見たわ。寝巻もかわいいわね」
「これはこれで新しいところ見れたってことでいいですね。後を追ってきて正解でした」
「いや、俺はベイリーズが寝てるところを見たい」


　……いいから早くこの状況を説明してくれ。




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