三代目死神が愛した＿＿。【名探偵コナン×暗殺教室】

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　着替えを済ませお店を出たが、18時前まではバイト入っていても良かった気がする。コナン君に待っていてもらうことにはなるが。


「18時までどうしよっか」
「僕ポアロのケーキ食べたいなぁ」
「ポアロ？ ちょっと待ってね」


　軽食程度なら食べても大丈夫だろうと思い、ひとまずどこにあるのか検索にかける。
　ここから少し離れた場所だ。徒歩で行くには少し遠い。


「時間はあるけど、ちょっと遠いからなぁ。代わりに近くのケーキ屋さんにする？」
「ポアロがいい！ それに、昴さんもポアロの近くに住んでるから、そこで待ってたほうが良いんじゃないかな！」
「あ、そうなの？ じゃあそうしよっか！」


　コナン君と隣になって歩き、ポアロに向かう。
　コナン君はポアロの上にある毛利探偵事務所に居候しているらしく、今日学校が終わってからスケボーで来たらしい。

　主にコナン君の学校での話を聞いているとあっという間にポアロに着いた。
　扉を開くと、ドアベルが音をたてる。店員さんが顔を覗かせたかと思えば、それは見覚えのある人だった。

　うん！ デジャブかなぁ！？
　何でいる、降谷零……！


「いらっしゃいませ！ おや、コナン君。そちらの女性は？」
「最近流行ってるN Bakeryの店員さん！ 今日一緒に夜ご飯食べに行くんだー」
「へぇ。あ、僕は安室透です」
「私は盛永詩って言います！ 歩くと少し遠いんですが、パン屋さん、良かったら今度来てみてくださいっ」


　バイトはカモフラージュかな。
　降谷さんは完璧に初対面の演技をする。……いや、今盛永詩の変装だけど、気付いてないってこともある？
　コナン君が真っすぐカウンター席に座ったので、私もその隣に腰掛ける。テーブル席の方がよかったなぁ。だって目の前に降谷さんがいるんだもん……。

　渡されたメニューを見るが、どれも美味しそうだ。お腹空いてきた。


「コナン君何にする？」
「ショートケーキとアイ……オレンジジュース！」


　コナン君今どこ見てた？ ドリンクメニューの所見てたよね？ ドリンクで“アイ”って、絶対アイスコーヒー頼もうとしたよね？


「じゃあそれ2つずつお願いしますっ」
「かしこまりました」


　嫌だよ私オレンジジュースがいい。コーヒー嫌いだもん。
　大体なんで小学生がコーヒー飲もうとするの。いや、アイスティーの可能性もあるけどさ。




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