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5 ヤンデレカンタがぶんけいの妹に恋をする話。ぶん ページ5
僕には可愛い妹が1人いる。
小さい頃から大切に大切に育ててきた妹は、それはもうめちゃくちゃに可愛い。
ふわふわの笑顔で名前を呼んでくる所とか、遠くから見つけたら嬉しそうに走ってくる所とか、たまに見せる照れた表情とか、俺の妹、Aの可愛さは誰もが見惚れる可愛さだと思う。
だからその分心配も多い。
「ともくーん、ちょっと友達と遊んでくるー」
ドアから半分顔を出して声をかけてくるAを見て、もう自分の表情が緩むのがわかった。
「んー、行ってらっしゃい、どこ行くん?」
「ほら、私が前に行きたいって言ってたお洒落なカフェ」
「あー、前にあーずーと行きたいって言ってた所…あーずーと行くの?」
「いや、違う友達と行く!」
何気なく聞いた事に返ってきた答えにピタリと体を止めた。
「違う子?」
「そ」
「…ふーん」
「ほんとはあーずーと行きたかったんだけどね、なかなかお互いの予定合わなくて」
だから今日は他の友達と行く、そう言って玄関の方に向かおうとするAを追いかけるように廊下に出て声をかけた。
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作者名:happy工房 | 作成日時:2019年6月6日 4時