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ようやく忌々しい梅雨が明けて、久しぶりの晴天。こんな穏やかな日の講義は睡魔との戦いよね。
眠気を紛らわすためにコーヒーでも買いに行こうか。
「A!今チャンスだから!一緒に来て!」
風のように現れた友人に腕を掴まれ、あれよあれよと引きずられていく。一体何事!?と事態を把握するより先に連れてこられたのは中庭。一瞬で目も覚めたわ。
「ちょっと待ってよ!転ぶって!」
私のクレームは全部無視して、木陰になったベンチ目掛けて一直線に進んで行く友人。
遠目でも何となく誰がいるか分かった。多分あれはテヒョンくんとジミンくんとホソクさんだ。3人並んでベンチに座っている。周りに女子の姿はなし。
こんな状況でも冷静に周囲を分析してる自分に半ば呆れつつ、もうどうにでもなれという気持ちで友人について行く。
彼らの目の前に立つと、彼らも私達に気付いたのか不思議そうに顔を上げた。3人同時に顔を上げる姿がちょっと可愛かった。
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作者名:umbrella | 作成日時:2024年3月5日 18時