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「色んな、、、男と、遊んでんの?」

キスの合間に投げかけられる言葉に返事をしようにも、ホソクの唇は私を離してくれない。角度を変えては、私の呼吸すら飲み込もうとする。大きな手が、私の髪をくしゃくしゃにしたり、首筋を撫でたりするから、身体の奥がじんじんと熱い。これはお酒のせいじゃないって分かってる。いつもの純粋そうな顔は一歳無くて。初めて見るホソクの男の顔に、耐え切れなくなってギュッと目を瞑った。呼吸と一緒に漏れた声が自分の耳に届いて、恥ずかしくて死にそうなのに、私の知らないホソクをもっと知りたくてホソクの首に腕を回す。

「っ、、、そういうの、、ほんとズルい。」

「、、ん、、、」


ホソクの唇が私の耳を掠め、そのまま降りてくる。首筋に感じる息遣いと舌の感触に、ゾクゾクと体が震える。ホソクの右手が横っ腹を撫でれば、それだけでピクッと跳ねる体。

「ぁっ、、、はぁ、、、」

「声出ちゃってるよ。」

耳元で囁くホソク。その声にいちいち反応して漏れる吐息。ズルいのはホソクじゃん。私はこんなに必死なのに、なんでそんなに余裕そうなの?慣れた手つきでお腹を撫でられ、服なんか捲れ上がって下着が丸見えだけど、そんなの今はどうでもいい。

ホソクが、欲しい。
私だけのものになって欲しい。


「ホソク、、、すき、、、」

もうどうにも抑えきれなくて、口から溢れ出した本音。このまま心の中に留めておいたら、毒みたいに纏わりついて心臓を止めてしまいそうだった。


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作者名:umbrella | 作成日時:2024年3月5日 18時

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