想い合ってたんだってさ。 (ページ30)

今日:39 hit、昨日:27 hit、合計:27,274 hit

30 ページ30

.

ホソク、疲れてるよね。

10分じゃ疲れなんて取れないだろうから、30分くらいしたら起こしに行こうかなって思って、待つこと1時間弱。さすがに私も眠くなってきた。人の家でやることないし、出してくれたお茶も飲み切っちゃったし。

そろそろ起こしに行こうかな。

多分、寝室かな？
リビングから廊下に出ると、他の部屋は1つだけっぽくて、そこが寝室だってすぐに分かった。

控えめにノックして待ってみるも返事はなし。そーっとドアを開けて中を覗いて見ると、布団もかけずにベッドで寝ているホソクがいた。

あ、服着替えたんだ。
Ｔシャツに短パン姿で、いつもとは違うラフな姿にきゅんとした。

なるべく足音を立てないようにベッドに近づくと、スースーと寝息が聞こえてくる。

寝顔、天使、、、！
ドキドキする心臓を抑えながら、しゃがんで寝顔を覗き込む。こっそり触りたい欲求が沸々と。私は変態か！ダメに決まってんだろ！って自分自身に言い聞かせた。

しばらく見つめてみたけど、起きる気配は全くなくて。こりゃ爆睡だな。起こすのもなんだか申し訳なくなってしまって、1度は目が覚めたものの再び眠くなってきた。

私も寝ちゃおうかな。こんな時間に勝手に帰ったらホソク怒りそうだし。
一瞬だけ、一緒のベッドでって不埒な考えが過ぎったけど、さすがにダメだって分かってますよ。何より私の心臓がもたないし、そんな勇気もないしね。

ってことで、ベッドの隅に丸まってる掛け布団だけ借りて、床に寝転がる。体痛くなりそうって思ったけど、掛け布団を被ったらいくらかマシだった。

.