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バイトが終わってスマホを確認すると、ジミンとテヒョンから1件ずつ着信があった。

着信、ついさっきじゃん。
ユンギさんが、誰かに連絡させるって言ってたからそれかな?

2人のうち、まだ話が通じそうなジミンに電話をかける。だけど3コール目で電話に出たのはユンギさんだった。

「おう、Aか?ちょっとホソクが潰れたから家まで送ってくんね?住所送るわ。」

そう言って切れた電話。耳元からはツーツーと虚しい機械音。

え!?私一言も喋ってないんだけど。ジミンの電話なのにジミンの声も聞いてないんだけど。よりによって1番話の通じない人が出たよ!

すぐにカトクの通知音が鳴った。開いてみるとジミンからメッセージがあって。住所が2つ送られてきていたので、1つずつマップで調べてみる。1つ目は駅前の居酒屋の住所で、2つ目は駅からそう遠くないアパートの住所だった。

とにかく来いってこと?でもホソクと会うのちょっと気まずいんだけど。
ホソクに会えることへの喜びと不安が半々。矛盾した気持ちを抱えながらとにかく駅まで向かった。


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作者名:umbrella | 作成日時:2024年3月5日 18時

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