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「ちなみにAちゃんはどのケーキが好き?」

「私はこのブルーベリーのケーキが1番好きです!本当に美味しいのでオススメです!」

「ハハッ、可愛いね」

「そうなんです!見た目もとっても可愛くて、大好きなケーキです!」


ホソクさんは、一瞬ポカンとしたと思ったら今度は手を叩いて笑い出した。「そういう意味じゃなかったんだけど」って笑いながら言うから。あれもしかして、可愛いってケーキじゃなくて私に言った!?ってすぐに気付いた。

「わ、忘れてください、、、!」

相変わらず笑ってるホソクさん。私は勘違いでケーキについて力説したのが恥ずかしくて。ホソクさんに可愛いって言われたことも恥ずかしくて。穴があったら入りたいとはまさにこのことだ。

「ハハハッ、そのブルーベリーのケーキ3つ貰える?出来れば全部別の袋に入れて欲しいんだけど、いいかな?」

「は、はい!大丈夫です!」


ホソクさんの注文通り、ブルーベリーのケーキを3つ取り出して、1つずつ箱に詰めていく。消費期限のシールも丁寧に貼ってホソクさんに手渡す。

お会計のあと、ホソクさんは片手でケーキの袋を3つをまとめて持ち、もう片方の手をヒラヒラ振って出て行った。

きゅん。


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作者名:umbrella | 作成日時:2024年3月5日 18時

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