引っ捕らえよ！！ ページ9
「出ないねぇ、数珠丸さん」
鍛刀部屋にて6本目。100均レシピというので回し続けている。
依頼札は後何枚だっけ？
歌仙「そんな出そうと思って出せるものでもないだろう……」
今日の近侍は歌仙。資材表とにらめっこ。
「でも景品だしー」
歌仙「そのうち出てくるよ…」
「それは今かもしれない！」
歌仙「今じゃないかもしれない」
「……」
「次」と手を出すと歌仙は資材表を閉じた。
歌仙「もう終わり。依頼札が底をつきそうだよ」
「え、嘘。後30はあったよね？」
歌仙「……それが…」
歌仙は軽く目を泳がせて息を吐いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2人は廊下を歩いていた。
前田「来ませんでしたね…」
鶴丸「まぁそのうち来るだろう！それより使った依頼札をどうにかしないとな」
前田「資源もどうしましょう…」
「ふ…ふふふ……悪い子はいねがー……」
見つけた2人に這うような声をかける。
前田「？！し、主君っ？！」
鶴丸「おっと……これは……驚い……」
背後から歌仙の背に乗り、極の短刀を引き連れた私に2人共顔が引きつる。
「……観念しなさい2人共！先程の悪行、許しておけぬ！さぁ、者共！彼等を引っ捕らえよ！！」
「「ひぎゃぁぁぁぁああ！！！」」
初めて聞いた悲鳴に驚きながらも腕を前に出して指示を出す。
これはまるで…「凪ぎ払え！！」。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…あのね、皆が頑張って集めた資源を何で勝手に使ったの？」
2人は見事に捕らえられ私の前に正座している。
前田「…その…大典太光世を出したくて…」
「鶴丸は？」
鶴丸「……」
「何で目を反らすかな？ん？」
鶴丸「いや…その…前田が来てほしいって言ったから俺がじゃあ俺らでやっちまえ！…と…」
「お前か」
鶴丸「いや、あれだ！ほら、どうせ数珠丸を出そうとしてたんだろ？同じことだ！あ、ちなみに数珠丸は来なかったぞ！」
「見れば分かるわ！！お馬鹿！そもそもレシピが違うわ！阿呆！」
鶴丸「そ、そうなのか？こりゃ驚い…」
「お、ど、ろ、か、な、い、わ、よ！」
鶴丸「いへへへへへ！ひゅ、ひゅはんっ(痛ててててて！す、すまんっ)」
私は鶴丸の頬を千切れるんじゃないかってくらい思いきり伸ばした。
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篠屋裕季(プロフ) - ……わぁ(すごぉい……) (2019年4月1日 0時) (携帯から) (
レス) id: f2dc7330c9 (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - カロさん» わわっ！ありがとうございます！なるべく早く更新できるように頑張りますね！ (2018年7月27日 18時) (レス) id: 67d174a554 (このIDを非表示/違反報告)
カロ - 椎茸……嫌だ!! 無理！そんなパーティー嫌だ!!でも,こんな本丸で、過ごしてみたい……。というか、さすが,清光… 更新頑張って下さいね!! (2018年7月27日 18時) (レス) id: cab3b979f4 (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - ダサクシャ522さん» 好きですよー。映画も見ました(笑)素晴らしい作品ですよね。 (2017年8月25日 17時) (レス) id: 67d174a554 (このIDを非表示/違反報告)
ダサクシャ522 - 鋼の連金術○好きなんですか？私録画あります←いつまでおいてんだよ (2017年8月25日 12時) (レス) id: 577bbc7a82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風鈴 x他1人 | 作成日時：2017年1月2日 23時
