誕生日 ページ43
ハッピバースデー私。
引っ越しの次の日。今日は私の誕生日。
そのため部屋には、ひっきりなしに誰かがやって来る。
乱「主さーん！誕生日おめでとうー！」
五虎退「あのっこれっ……！」
「くれるの？ありがとー！」
と、有難いプレゼントを貰うのは嬉しいのだが、仕事の調整を頼んだ一昨日の今日。
引っ越しをした昨日の今日。
そう簡単に色々な仕事がすぐ減るわけもなく(いや、調整した仕事はかなり減ったが、部屋の片付け、残っている仕事がまだあるため)部屋は資料とプレゼント等でごった返しだ。
「すごーい！可愛い髪止め！乱やっぱりセンスいいね！」
乱「ほんと？良かったぁ！」
「ごこちゃんも！マグカップありがとう！もうすぐ冬だもんね！雪が綺麗な色！毎日使う！」
五虎退「き、気に入ってもらえて、よかったです！」
笑顔の2人が部屋を出ると、机に向き直り、ひたすら筆とボールペン、鉛筆を動かす。
そして1分もしないうちにまた誰かがやって来る。
その繰り返し。
そう。全く作業が進まないのである。
ある意味地獄である。
そしてまた足音が近づいてきた。
これは…清光…と堀くん…かな？
清光「あーるじっ。ちょっと入るねー」
堀川「お茶、持ってきましたよー」
「え？あ、ありがとうー」
襖を開けて、ずかずかと入ってきたと思ったら、清光は資料を手に取り、堀くんは空きスペースにお茶を置いた。
そして物凄いスピードで資料達を整理していく。
「？…？…？！」
なんと、ゴミを分別し、散らばった道具をまとめ、資料もジャンル毎にまとめてくれたのである。段ボールは廊下へ(そもそも開けてない)。
その間約15分。
部屋は、布団が２つ程ひけるスペースができ、畳が輝いている。
ちょっと何が起きたのか分からない私を放置したまま、2人はゴミ袋を持って去っていった。
「？…え？…あ、ありがとうも言えてない…」
まるで何も無かったかのように室内は静かになった。
その後、誰も部屋を訪ねる事なく、夕方に。
正直、ふらふらで、動く度に体がポキポキと音を鳴らす。
本当にあの2人は何だったのだろう。
少し怖いくらい、あまりに行動が自然だった。
そして呼ばれた夕食。
いつも通りの騒がしい部屋を開けると、皆がこちらを向いて、
「「「主、誕生日おめでとう！」」」
と笑っていた。
「…あ、ありがとう！」
お礼をしなきゃと考えてたら返事をするのを一瞬忘れた。
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篠屋裕季(プロフ) - ……わぁ(すごぉい……) (2019年4月1日 0時) (携帯から) (
レス) id: f2dc7330c9 (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - カロさん» わわっ！ありがとうございます！なるべく早く更新できるように頑張りますね！ (2018年7月27日 18時) (レス) id: 67d174a554 (このIDを非表示/違反報告)
カロ - 椎茸……嫌だ!! 無理！そんなパーティー嫌だ!!でも,こんな本丸で、過ごしてみたい……。というか、さすが,清光… 更新頑張って下さいね!! (2018年7月27日 18時) (レス) id: cab3b979f4 (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - ダサクシャ522さん» 好きですよー。映画も見ました(笑)素晴らしい作品ですよね。 (2017年8月25日 17時) (レス) id: 67d174a554 (このIDを非表示/違反報告)
ダサクシャ522 - 鋼の連金術○好きなんですか？私録画あります←いつまでおいてんだよ (2017年8月25日 12時) (レス) id: 577bbc7a82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風鈴 x他1人 | 作成日時：2017年1月2日 23時
