ホットケーキ ページ35
季節は変わり、秋。
銀髪君とはとても仲良くなり、ちょくちょく遊びに行ったり来たりの仲である。
毎度私の本丸に来ると「よくこの本丸は崩壊しませんね」と遠い目をして言う。
酷いな。
今日は、歌仙とパンケーキを作ろうと思う。
ただお腹が空いただけ。深い意味はない。
「ホットケーキミックスってのがあるよ？」
歌仙「それでもいいけど、せっかくの機会だし、粉は自分達で作ってみないかい？」
「え、いいけど、私料理できないよ？だから歌仙呼んだんだもん」
歌仙「まぁ、混ぜるだけだし、大丈夫だろう。まず、材料を揃えてしまおうか」
「はーい」
15分後、材料は揃い、早速調理を始めることに。
歌仙「まずは小麦粉をふるいにかけて……」
「え？」
歌仙「何故もうすでに粉類を全部混ぜてるんだい？！」
「え？」
歌仙「ふるったら卵を……入れない！待つんだ！勝手に動くんじゃない！」
「え」
歌仙「別の容器で牛乳と混ぜるんだ！」
「あ、そうなの」
歌仙「そしたらその２つを合わせて、泡だて器で混ぜる」
「……ふんふんなるほど。…………うーん………混ざらんなぁ」
歌仙「……？…どこ行くんだい？」
「ここらにあったはずなんだよー。んー……………あっ」
歌仙「……ミキサーは使わない！！！！！」
「え」
歌仙「……そして、油をひいたフライパンで焼く」
「え？あ、油ひいてない」
歌仙「お願いだから話を聞いてから行動してくれないか……」
そんなこんなで立派なホットケーキが完成。
丸いのと、歪なもの。
どちらがどれを作ったかは、一目瞭然である。
「でも味は一緒だよね。元は同じだし。形だけだよね」
歌仙「まぁ……そうでありたいと願うよね…」
「え、何。何でそんな遠くを見つめるわけ」
匂いを嗅ぎ付けてきたのか、薬研と小夜、五虎退が扉から顔を出した。
薬研「うまそうな匂いだな」
小夜「……」
五虎退「ホットケーキ…ですか？」
「食べる？」とフォークとナイフを出せば、3人は明るく返事をした。
薬研「大将……料理苦手だったんだな」
「文句あんなら食べなくてもいいわよ」
薬研「いや……これ…」
「ちょっと歪なだけだよ」
薬研「いや、固すぎて…」
「え」
薬研が口を動かすと、バリンッボリンッとまるで煎餅でも食べてるかのような…。ホットケーキらしからぬ音が聞こえた。
思わず顔をしかめてしまった。
何故だ。
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篠屋裕季(プロフ) - ……わぁ(すごぉい……) (2019年4月1日 0時) (携帯から) (
レス) id: f2dc7330c9 (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - カロさん» わわっ！ありがとうございます！なるべく早く更新できるように頑張りますね！ (2018年7月27日 18時) (レス) id: 67d174a554 (このIDを非表示/違反報告)
カロ - 椎茸……嫌だ!! 無理！そんなパーティー嫌だ!!でも,こんな本丸で、過ごしてみたい……。というか、さすが,清光… 更新頑張って下さいね!! (2018年7月27日 18時) (レス) id: cab3b979f4 (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - ダサクシャ522さん» 好きですよー。映画も見ました(笑)素晴らしい作品ですよね。 (2017年8月25日 17時) (レス) id: 67d174a554 (このIDを非表示/違反報告)
ダサクシャ522 - 鋼の連金術○好きなんですか？私録画あります←いつまでおいてんだよ (2017年8月25日 12時) (レス) id: 577bbc7a82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風鈴 x他1人 | 作成日時：2017年1月2日 23時
