焼き椎茸 ページ23
「で、本題は何かね」
厚「いや、それより布団をどうにかしろよ」
長曽祢さんがわざわざ布団だけの為に私を探していた、なんてことはないはず！
そんなイメージないもんね！
……布団はそのうちどうにかするよ。
乱「イメージで判断するのはどうかと思うよ、主さん」
長曽祢「屋根の上か。よくそこまで行けたな」
薬研「長曽祢の旦那、怒っていいんだぞ」
「あ、それは滑車の原理で…」
薬研「大将は！少し反省しろ！」
「ぎゃぁぁぁぁぁああ！！！！」
鼻を思いっきり引っ張られ自然と悲鳴が上がる。
慌てて止める一期さんと長曽祢さん。
一期「それで…用件はそれだけですか？」
長曽祢「あぁ、いや、他に種のことで」
「種？」
長曽祢「夏野菜の種を植えてもいいものか、聞きに来た」
薬研「そういえばトマト、じゃがいも、人参はもうそろそろだな」
そうか。今日は雛祭りだけど、3月上旬の種は植え時なんだった。
少し考えてから私は立ち上がった。
「何の種があったっけ。とりあえず薬研が言っていた種は植えるけど、ビニールハウスで植えられるやつがあった気がする」
長曽祢「あとハーブとやらも植えるんじゃなかったか？」
「あー、バジル植えたいー」
「じゃあ私行ってくるー」と呆れた短刀達の視線を背に、長曽祢さんの後をついていった。
場所は変わり本丸の畑。
アスパラ、パセリ、ネギ、キノコ。
沢山の野菜が収穫されている。
「ネギマにしたい！うわあ！椎茸！七輪で醤油？塩？！」
長曽祢「それより種まき、だな」
「終わったら椎茸パーティー！」
長曽祢「ネギマはいいのか……」
獅子王「おーーーーーい！！こっちこっちーーー！！」
と、遠くの方で大きく手を振るのは今日内番の獅子王。
と……鳴狐と大倶利伽羅が何処かにいるはず……。
馴れ合う気はないってか。そうかそうか。
私はめっちゃあるけどな。
「鳴狐と大倶利伽羅は？」
長曽祢「あぁ、そいつらなら人参畑の方だと……思う…………が」
「……何だこの匂い」
いきなり漂ってきたいい匂い。嗅いだことある匂い。美味しそうだねぇ。どうしてだろうねぇ。
程よい醤油の香りとこれは……
「くぉらぁぁぁぁぁぁああ！！！！誰だぁあ！無断で椎茸焼いてる奴ぅぅうううう！！！！」
長曽祢さんと獅子王は私の声に驚き、肩が跳ね、更に獅子王は後ろに綺麗に転んでいた。
綺麗に。
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篠屋裕季(プロフ) - ……わぁ(すごぉい……) (2019年4月1日 0時) (携帯から) (
レス) id: f2dc7330c9 (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - カロさん» わわっ！ありがとうございます！なるべく早く更新できるように頑張りますね！ (2018年7月27日 18時) (レス) id: 67d174a554 (このIDを非表示/違反報告)
カロ - 椎茸……嫌だ!! 無理！そんなパーティー嫌だ!!でも,こんな本丸で、過ごしてみたい……。というか、さすが,清光… 更新頑張って下さいね!! (2018年7月27日 18時) (レス) id: cab3b979f4 (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - ダサクシャ522さん» 好きですよー。映画も見ました(笑)素晴らしい作品ですよね。 (2017年8月25日 17時) (レス) id: 67d174a554 (このIDを非表示/違反報告)
ダサクシャ522 - 鋼の連金術○好きなんですか？私録画あります←いつまでおいてんだよ (2017年8月25日 12時) (レス) id: 577bbc7a82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風鈴 x他1人 | 作成日時：2017年1月2日 23時
