バレンタイン騒動…… ページ19
「やげぇーーーん！！」
屋敷の中でそんな怒号が響き渡る。
薬研は廊下を見つからないよう、静かに歩いていた。
薬研「……うぅん…やり過ぎたな」
乱「あ、薬研何してるの？」
薬研「ちょっとな」
乱「主さんが探してるよ？」
薬研「らしいな。怒りながら」
乱「何したの…」
薬研「ここに居たことは秘密にしといてくれ」
と、華麗にその場を去ろうとした時
「出てこなければ、薬研の秘密を大声でばらしてやる！！」
乱「……だって」
薬研「みたいだな…」
「ひとーつ！！一期一振が中々来ない時期の話！」
乱「……いいの？やげ……あれ？」
そこを見ると、まるで神隠しにあったかのように薬研の姿は消えていたのだとか。
と、同時にここの主の声が聞こえなくなった。
乱「え、何だろ。逆に知りたい」
薬研の言われたくない秘密。
主しか知らない薬研の秘密。
─────────────────
「……………」
薬研「…はぁ…はぁ…はぁ…」
「むぁむぇんふぁぬぁひへ(薬研離して)」
薬研「大将、言って良いことと悪いことがあるぜ」
「そっくりそのまま返すわ」
柄まで通りそうな勢いで口を塞がれ離された。
物凄い形相で息が切れてる。
逃げないよう彼の腕を掴んで和泉守達が居る部屋に連れ込んだ。
「言いたいこと分かるよね？」
薬研「やり過ぎたと思ってる。すまんすまん」
「あの時期は確か刀鍛部屋で…」
薬研「すいませんでした」
コンマ数秒で土下座。
あの時期の事を知っている清光は「別に話しても良くない？」と何故か私を抱き締めている。
「清光ー？」
清光「何ー？」
「何この腕」
清光「捕獲」
「え、私動物か何か？魚？」
薬研「……悪かったな、加州の旦那」
清光「たくあんと漬物で許す」
「……え？私の恋路や本丸からの消滅はおかずと同等なの」
どうやら本気でここの本丸から出ていくかもと思っていたらしく肩に顔を埋めたまま一向に離そうとしない。
髪の毛がさらさらだからくすぐったいよ、清光君？
「……で、薬研。罰は受けてもらうよ？」
薬研「はいよ」
「１週間私を叱るの禁止ね！」
薬研「…だが断る」
「……それが言いたかっただけでしょう」
薬研「大将もだろ」
「バレたか」
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篠屋裕季(プロフ) - ……わぁ(すごぉい……) (2019年4月1日 0時) (携帯から) (
レス) id: f2dc7330c9 (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - カロさん» わわっ！ありがとうございます！なるべく早く更新できるように頑張りますね！ (2018年7月27日 18時) (レス) id: 67d174a554 (このIDを非表示/違反報告)
カロ - 椎茸……嫌だ!! 無理！そんなパーティー嫌だ!!でも,こんな本丸で、過ごしてみたい……。というか、さすが,清光… 更新頑張って下さいね!! (2018年7月27日 18時) (レス) id: cab3b979f4 (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - ダサクシャ522さん» 好きですよー。映画も見ました(笑)素晴らしい作品ですよね。 (2017年8月25日 17時) (レス) id: 67d174a554 (このIDを非表示/違反報告)
ダサクシャ522 - 鋼の連金術○好きなんですか？私録画あります←いつまでおいてんだよ (2017年8月25日 12時) (レス) id: 577bbc7a82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風鈴 x他1人 | 作成日時：2017年1月2日 23時
