何も言えねぇ ページ2
私達審神者は『死人』である。
確かに、その方が政府にとっては都合がいいのかもしれない。
200年後に連れてかれても、誰かに怪しまれる事もなく、歴史を改変することも少ない。
だが、審神者に選ばれるのは寿命で亡くなった人ではない。
誰かに人生を奪われた、もしくは絶命するほど誰かに追い詰められた人間に限る。
それが分かっているからこそ聞きたかった。
「お姉ちゃん、いつ死んだの」
私の死因は本当にくだらない。
酔っぱらいがぶつかってきてその拍子に石段から落ち、打ち所が悪かったため、そのまま……。
あの時は、まだ姉は生きていた。
5歳年上の20歳。
その頃とは少しばかり歳をとっている気がするが、今もまだ若々しい。
それに、審神者資料には本丸に配属されてから10年経過していると書されていた。
私が来たのは1年前だ。意味がわからない。
誰もいない白い壁を見つめて答えを待った。
柚木「Aがいなくなってから、3ヶ月後に車で事故った」
「は」
シリアスムードから一変。
私は驚愕のあまり開いた口が塞がらなかった。
「え、待って。え？」
柚木「いや、というか向こうがぶつかってきて、私はお陀仏になったんだけど」
「………」
てっきり私は誰かに刺された、とか誰かに追い詰められて…、とか考えてたのに、まさかの事故。
確かに人の手で無き者となってしまっているけども。
というか人が1人死んでんだ。笑い事じゃないね。
っていうか何これ私ら2人とも事故死かよ。
「何だよ。責めようがないし、何だか呆れてきた」
柚木「私も思った」
ちなみに何故私よりも先に来ていたのか。
時空間を行き来できんだから何時何処に来ても不思議はなくね？
確かに。
てことで一件落着。
「はぁー！私の緊張と無駄な思考時間を返して！」
柚木「あ、これ調査書と連絡先と報告書」
「ぁぁあああああああ！！」
柚木「じゃ、帰ろっか」
「待てよ！！」
驚くほどのマイペースな姉にツッコミつつ、刀剣と調査書……仕事を持って私達は政府を後にしたのである。
私の本丸の刀剣達がどんな気持ちで待っているかも知らず。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
乱「左腕右足負傷ってお風呂大変そうだね」
「あ」
三日月「申し訳ない…」
清光「ごめん…」
「えー？じゃあ2人が洗ってくれるー？」
三日月+清光「「えっ？！」」
「いやいや冗談だから。赤面しないでよ」
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篠屋裕季(プロフ) - ……わぁ(すごぉい……) (2019年4月1日 0時) (携帯から) (
レス) id: f2dc7330c9 (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - カロさん» わわっ！ありがとうございます！なるべく早く更新できるように頑張りますね！ (2018年7月27日 18時) (レス) id: 67d174a554 (このIDを非表示/違反報告)
カロ - 椎茸……嫌だ!! 無理！そんなパーティー嫌だ!!でも,こんな本丸で、過ごしてみたい……。というか、さすが,清光… 更新頑張って下さいね!! (2018年7月27日 18時) (レス) id: cab3b979f4 (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - ダサクシャ522さん» 好きですよー。映画も見ました(笑)素晴らしい作品ですよね。 (2017年8月25日 17時) (レス) id: 67d174a554 (このIDを非表示/違反報告)
ダサクシャ522 - 鋼の連金術○好きなんですか？私録画あります←いつまでおいてんだよ (2017年8月25日 12時) (レス) id: 577bbc7a82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風鈴 x他1人 | 作成日時：2017年1月2日 23時
