え、やめてください【忍たま】

トリップ 通じない ページ23

肩が痛い





この人どんだけ力があるんだよ……ッ本当に痛い…





私が顔を歪めた為か文次郎さんが









文次郎「…ッおい！小平太！！」





小平太と呼ばれた人の手を避けてくれた





小平太「おう、すまんすまん！」





大して悪気なさそうに笑っている





『先程見ていた通り私は火薬委員会に入りましたの

で体育委員会には入ることは出来ません』





淡々と告げれば表情一つ崩さず





小平太「でも顧問の先生には言ってないだろう？な

ら正式に火薬委員会に入ったとは言わないではない

か」





ある意味正論を述べた





『土井先生が１年は組の実習のから帰ってきたら伝

えるつもりです』





ニカッと笑い









小平太「なら土井先生が来る前に体育委員会に入ら

せればいい」





今この人笑顔でなんて言った





入らせる？…強引にでも入らせるのか……殴って

それはやめていただきたい、切実に





『そもそも何故私を体育委員会に誘うのですか？』





こういう時は時間稼か話をそらす





小平太「なんでって…体育委員会に向いているから

誘ったに決まっているじゃないか」





なんでこの人も向いているっていうの、委員会の誘

い文句なのか





『……そうなのですか』





チラリと横を見ると先程とはうって変わり、顔色を

青くさせている兵助さん、何やら焦っている様子の

文次郎さん、眉間に皺を寄せ難しい表情をする仙蔵

さん





どうやら小平太さんという人は少々厄介らしい





『それこそ私が体育委員会の顧問に言わなければな

らないではないですか』





笑顔のままで





小平太「…？だから無理矢理にでも言わせるぞ！」





…は、話が通じない……ていうか無理矢理って





『……無理矢理とは？』





ほかの皆さんも緊張が高まる中









小平太「…それは考えてなかった！」





本っっ当になんなのこの人

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