え、やめてください【忍たま】

トリップ ２人１組 ページ16

その翌日





斜堂先生「学園長の突然の思いつきでサバイバルオ

リエンテーションをすることになりました」









…………なにそれ





説明を聞くと全学年混合で２人１組になり、目的地

を誰よりも早くという競走らしいのだが





絶対これ私が余るパターンだ





多分、委員会同士で組むところが多いと思う。

私はまだ委員会に入ってはいないし人数的に１人余

ったはず





斜堂先生「余った人は学園長の部屋まで来るように

との事です」





あ、はいわかりました。今すぐ行きます

伏木蔵に手を振りながら学園長の部屋を目指した









.









上級生が下級生を迎えに行く形式なので廊下を歩け

ば忙しなく人が行き来しているので邪魔にならない

よう端によって歩いていたら、見えなかったのか人

とぶつかってしまった





『ッすみません』





視線を上にあげると









「っと、俺こそごめんな？……あ」





随分と髪がボサボサな５年生が私を顔を見るなり声

を上げた





『………何か？』





私何かこの人にしたっけ…もしかすると、あの噂の

１年生じゃん的な感じか





「いや、なんでもねぇ…本当にごめんな？じゃ」





一瞬焦って行ってしまったが何も声を上げてるほど

の事だろうか……変な噂とか回ってなければいいけ

ど





少しだけ不快に思いながら注意深く歩いた

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





『………わかりました』





学園長の説明は至って簡単なのもので競走中の生徒

を邪魔する係ということ、何をしてもいいと言って

いたが１年生の私が上級生に出来ることは限られて

いる





そもそも私が参加する意味はあるのだろうか

このサバイバルオリエンテーションは上級生と下級

生の交流みたいなものだろうし、私はまだこの学園

には溶け込んではいない









……考えるの面倒くさくなってきた





たいした邪魔は出来ないだろうけどやるか

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