検索窓
今日:7 hit、昨日:9 hit、合計:107,565 hit

___2 ページ5

A side




断末魔の叫びが響いた我が家



昨夜、お酒とおツマミを持ってゲームをやりに来たグクとつい数時間前に布団に入ったばかりというのに…



「うるさ…」

JK「んんー…」

「くるし…」

JK「んんー…」



両腕と両足でガッチリとホールドされた私


チラッとその主を見ると朝日に負けないくらい輝くイケメン


チュッと半開きの唇にキスをすると、ニヤァと口角を上げて幸せそうに笑うグク



うわ、シャッターチャンスなのに…!


両手が動かない…!!



モゾモゾと動いてみても、ホールドする力が強まるだけで何も出来ない



そしてまたもや、上の階から断末魔の叫びが響いてくる



JK「うるさいなぁ」

「朝からボイトレでもしてんじゃん?」

JK「そんなわけないでしょ」

「そんなわけないよね」



目が開かない様子のグクは、私を抱きしめる力を緩めたかと思いきや



「いてっ」



私をベットから落とし、上を指さして「GO」と一言放った。



「おい。自分の兄たちが騒いでんだから自分で何とかしな」

JK「嫌だ。どうせ虫とかが出たんでしょ」

「尚更行きなさいよ」

JK「AならGくらいやれるっしょ?」



ぐぬぬ…やれるけども…!



たしかにこの叫び声と騒音が続くのは御免だ



「うし、行ってくるか」

JK「キャッ。頼もしい」

「うるさい。布団しっかりぬくぬくに暖めときなさいよ」

JK「はぁい」



兄たちと同様、なんだかんだ私もこの黄金マンネに甘い気がする。




寝巻きのスウェットのまま、上の階へ上がり、扉に手をかける



ガチャり



おいおい、天下の大スターの宿舎の鍵が開いてるとは不用心すぎるんじゃない?



廊下を歩いていると、私の来客に気づいたテヒョンが思いきり飛びついてくる



TH「A〜!マイヒーロー!!」

JN「ヤァ、A!!後は頼んだっ!」

「話が読めない説明して」

HK「今そのソファの後ろに隠れた…!」

YG「今回ばかりは俺でも太刀打ち出来ない」

「あの、なにが隠れたの?」

RM「これ以上俺が宿舎を壊してしまう前に…!」

「…暑苦しいんだけど」



なにを揃いも揃って成人男性5人が1人の女子に抱きついてんの!?



テヒョンに至ってはどさくさに紛れて服めくってるし



TH「いてっ。Aのケチー」

「訴えるよ?」

TH「お腹くらい触ったって良いじゃん」

「なんで逆ギレ?」

___3→←朝くらい穏やかに



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (197 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1976人がお気に入り
設定タグ:BTS , ユンギ , ナムジュン
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

white(プロフ) - 霞さん» わわ、嬉しいです……!!ユンギさん、気に入っていただけて良かったです( *˙˙*)これからも楽しんでいただけるよう、頑張ります!コメントありがとうございます(^^) (2020年6月5日 1時) (レス) id: a3ef8e9dcd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めっっっっっっっっっちゃどタイプのこの作品に出会えました!!特に主様の書くユンギさんが本当に好きです!これからも頑張ってください!! (2020年6月4日 21時) (レス) id: 7c44520856 (このIDを非表示/違反報告)
white(プロフ) - あすきさん» コメントありがとうございます!他の作品と並行してたまにしか更新できていませんが、気に入って頂けて嬉しいです…!頑張ります(^^)! (2020年5月27日 2時) (レス) id: a3ef8e9dcd (このIDを非表示/違反報告)
あすき(プロフ) - この作品めっちゃ好きです!!更新楽しみにしてます!頑張ってください!! (2020年5月24日 12時) (レス) id: a838b5fe09 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:white | 作成日時:2020年3月19日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。