フィルムの中に【BTS】３

蜃気楼 ページ21

A side


「んぅ〜空気うま〜」

JN「ひゃー海だねぇ」

「飛び込みたい」

JK「手伝ってあげようか？ん？」


ツアー後のちょっとした休暇

夜に配信用の動画を撮る以外は自由時間の海キャンプ


「釣りとはまた違った海の楽しみ方をしようじゃないかユンギさんよ」

YG「あー俺はテントの中で寝てるから大丈夫」

「少しは焼けた方がいいよ」

YG「赤くなる体質だから焼けないんだよ」


ああ言えばここ言うユンギを見て、後で絶対海に投げ飛ばしてやろうと心に誓った。


TH「前は天気も良くなかったし海はいれなかったもんねぇ」

「てるてる坊主作ったよね」

TH「懐かしい〜」


既に浮き輪を装着しているテヒョン

いつ膨らましたんだい？


JM「テヒョナ、車の中で浮き輪膨らましたから狭かった…」

「うわぁ、最悪だ…」

RM「膨らましすぎて1個割ってしまった」

「浮き輪割るって…破壊神通り越してナムジュンの肺活量がすごいんじゃ」


想像すると車内は地獄だな


HK「ほらほら！とっとと荷物運んで！」

「すごい本格的ー」

HK「1からやった方がやりがいあるでしょ？」


車にパンパンに詰められた道具たちをメンバー皆で運ぶ


TH「ヒョンこれは？このネジは何に使うの？」


クエスチョンマンのテヒョンを嫌な顔ひとつせず答えていくホソクとソクジン

2人とも詳しいなぁ


YG「ジョングガ、それこっちの部品」

JK「はーい。これもですか？」

YG「ん。お前もやってみる？」

JK「やる！」


完全に親子

微笑ましいことこの上なしでシャッターを切る


「じゃあ私はキッチンでも作っていくかな」

JM「手伝うよ」


テーブルやイス、BBQ台やらを組み立てていき…


JN「うん、みんなでやると早いね！」

TH「わぁ！完成だー！」


あっという間に完成したキャンプ場

アイドルとは思えないくらい本格的なんだけど


HK「じゃあ汗もいい感じにかいたところで…」

JK「海！！！」


私含め、全員汗でびちょ濡れ

いや、マジ暑い。海で流したい。


JM「ねぇねぇ、Aの水着ってさ…」

YG「ビキニ？」


ユンギの言葉に全員の視線が集中する


「ふっふっふ、」


そんな事だろうと思ったわ


7人の期待の眼差しを感じながら、更衣室から出てきた私をみて


大ブーイング



TH「ビキニじゃないにしてもそれはないよ」

JK「ウェットスーツって…」

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