フィルムの中に【BTS】３

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ジン side



ああ…


魚くさい……



何回顔を拭いても独特のこの匂いは取れることなく宿舎まで戻ってきた。


途中ユンギがチラッと見てはニヤニヤ笑ってるけど、ほんとムカつく弟だまったく



「ひゃっほーい！魚魚魚〜魚を食べ〜ると〜♪」

YG「なんだその変な歌」

「知らないの？おさかな天国って歌だよ」

YG「知らね。妙に頭に残るメロディーなのは確かだけど」



ルンルンなAがキッチンに出した魚をキラキラとした目で見つめる



JN「さ、じゃあ料理始めよう！」

YG「ジニヒョン、何か手伝いますか？」

JN「ユンギや〜ありがとう〜」

YG「その前に…顔洗ってきたらどうです？」



また俺の顔を見てフッと笑うユンギ



JN「ヤーミンユンギ〜あとでお前の事も三枚おろしするからな」

「いや、そこは女体盛りならぬユンギ盛りしてほしい！」

JN「それはいいアイディアだ！」

YG「ハァ…じゃ、俺朝早くて眠いんで昼寝してきますね」



ユンギが刺身と一緒にお皿に盛られているのを想像してAが舌なめずりをしている


…ちょっと怖い



ユンギに言われた通り、顔を洗って料理を始める




JN「あれ、A魚さばけるの？」

「うん、一応ね」

YG「おお、すごいなA」

「ふふん。すごいでしょ」



たしかに、家政婦のユンさんの代わりにご飯作ってくれる時あるもんね


結構美味しいし。



手際よく魚をさばくAの傍らで、俺とキッスした魚でムニエルを一緒に作るユンギ


3人で並んで料理をすれば、とにかく喋るしうるさいけど…あっという間に料理は出来上がった



HK「ん、いい匂い…！」

RM「うわ！ヒョン達釣り行ったの？」

JN「うん、今日はAも加わって3人でね」

HK「ひゃ〜よく行ったねA〜」



Aの肩を組んでキッチンを覗き込むホソク



「そりゃ、今日は大宴会だからね」

RM「宴会？」

「爆飲みだよ今宵は」

HK「げ。俺パス」



お酒の弱いホソクとナムジュンは早速逃げようとするが、それをAは許さなかった



「今日は飲め。A様が釣った魚をツマミにするんだぞ？」

YG「そういう事だ。諦めて今日は飲め」

HK「ええ〜ジニヒョン助けて」



ごめんなホソガ



JN「ヒョン今日はAを酔い潰すって決めたんだ。頑張ろね」

RM「うわ、このヒョン役立たずだ」



結構酷いこと言うねナムジュン

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