誘拐じゃありません ページ34
A side
「会いに来ました」
そう言えば顔をクシャりと歪ませて、泣きそうになるテヒョンさん
いや、ここで泣かれても困るんだけど
とりあえず放送室の前じゃオッパもいるし、図書室へ連れていかないと
「テヒョンさん、行きますよ」
TH「ちょ、大胆!」
「静かにしてください」
テヒョンさんの腕を掴んでグイグイ引っ張る
どこにいっても目立つテヒョンさん
すれ違う人すれ違う人コチラを振り向く
男「テヒョンアー誘拐されてんのかー」
TH「うん、そうみたい〜へへっ」
「違います誤解です」
お友達であろう人にヘラヘラ笑って手を振ってる彼を睨むと、シュンと小さくなる
やっと図書室について、中に入る
ほっ、中に1人もいない。良かった
「……。」
いざテヒョンさんと2人きりになると、緊張してしまってうまく言葉が出てこない
TH「Aちゃん?」
「あ、あの…昨日…」
TH「あぁ!ごめん!昨日ほんとはココに来ようと思ってた」
「そうなんですか?」
少し安心する
忘れられてたわけじゃないんだ
安心したら余計次の言葉が見つからなくて、沈黙の時間が続く
TH「あのね、Aちゃん」
沈黙を破るようにテヒョンさんが話し出した
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white(プロフ) - まさきさん» ご返信、遅くなってすみません!ありがとうございます♪楽しんでいただけるよう、更新頑張ります! (2020年1月31日 0時) (レス) id: a3ef8e9dcd (このIDを非表示/違反報告)
まさき(プロフ) - お話が好きです!更新楽しみにしています。 (2020年1月9日 10時) (レス) id: 870f22a38b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:white | 作成日時:2019年12月30日 0時