検索窓
今日:10 hit、昨日:3 hit、合計:135,753 hit

違和感 ページ23

A side


テスト1週間前



テヒョンさんが図書室に来なくなって1週間前ちょっと



以前の静かな図書室に戻って、私は平和な日々を送っていたが…




「ふぅ、ちょっと休憩しようかな」

「あ、今日からテスト前だから部活とかも休みなのかな?」

「…暇だなぁ」




…しばらくして自分でハッと気付く




誰もいない昼休みの図書室での独り言が増えた



放課後はチラホラと人がくるから言ってないとは思うんだけど、無意識に言ってたらゾッとする




さすがに数週間あのうるささに慣れてると寂しくなることもあるんだなぁ




前だったら違和感しか感じなかった隣の席の存在も、今じゃ誰もいないことに違和感を感じてしまっている




…え、寂しい?


私さっき寂しいって思った?





「ないない。むしろせいせいしてるのに」




テヒョンさんが居て心が落ち着くとか、心が満たされるとか



そういう感情を他人に抱くことが無いから少しだけ戸惑ってるだけだよね




よし、もう1回集中しよう




書きかけの問題集に再びペンを走らせる。が、やはり進まない




ここ数日はこんな調子で、今回のテストが不安になってきた





……今日はもう、切り上げよう





机の上の勉強道具を片付けて、教室へ戻ると




TY「あれ、Aが昼休みに教室いるなんて珍しい」

「まぁね。今日はもう集中出来ないから戻ってきちゃった」

TY「ふぅん。じゃ、私に勉強教えて〜」

「まぁ、いいけど…」




中学から仲良しのテヨン


よく喋るしよく笑うすごく可愛い子



TY「そういえば昨日の放課後にね、2年生の男の先輩が公開告白したらしいよ」



公開告白?



「へぇ…」

TY「うわ、興味無さそー」

「今どき公開告白なんてあるんだって思って」

TY「それがさ、相手の女の子が1年生なんだって!」

「へぇ…すごいね…」



テヨンの噂話を小耳に挟みながら、普段は見ない校庭で他の生徒が遊んでいる姿をボーッと見る




あ、テヒョンさん




サッカーをしている集団の中に、久々に見るテヒョンさんを見つけた





「あれ?」

TY「え、どうしたの?」

「…ねぇ、なんか心臓が痒いんだけど」

TY「ええー、それ私に言われても」



だよね。



なんだろこの感覚

自覚→←新しい先生



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (210 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
417人がお気に入り
設定タグ:BTS , テヒョン , ジミン
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

white(プロフ) - まさきさん» ご返信、遅くなってすみません!ありがとうございます♪楽しんでいただけるよう、更新頑張ります! (2020年1月31日 0時) (レス) id: a3ef8e9dcd (このIDを非表示/違反報告)
まさき(プロフ) - お話が好きです!更新楽しみにしています。 (2020年1月9日 10時) (レス) id: 870f22a38b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:white | 作成日時:2019年12月30日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。