悪い予感 ページ17
TH side
えっ、うそだろ?
昼間の放送を終えて、急いで向かった図書室
窓から中の様子が見えた途端、昨夜の俺の悪い予感が的中していた
ソユンが、Aちゃんに怒鳴っている
その後すぐに腕を掴んで、彼女の綺麗な髪の毛を引っ張った
それを見た瞬間、扉を勢いよく開けて2人の間に割り込んでソユンの腕を掴む
自分でもありえないくらい低く冷たい声
ビクッと怯えた表情を見せるソユン
SY「だって、この子が…」
TH「Aちゃんがなに?なんかしたの?」
SY「テヒョン、いつも教室にいないし私と遊んでくれないじゃない!」
TH「その事と、いまソユンがAちゃんの髪の毛掴むのと、関係があるの?」
今にも泣き出しそうなソユンを同情の目で見る気は無い
俺の好きな子に手を出すことは絶対に許さないからだ
TH「言いたいことあるなら俺に言ってくれる?彼女は関係ない」
そう言い放てば、その場に居づらくなったソユンは俺の腕を振り払い図書室から飛び出していった
Aちゃんと2人きりになった図書室
TH「Aちゃん…」
「…はい」
下を向いてるが、声が震えている彼女
TH「ごめんね、痛かったでしょ?」
「はい。あと、怖かったです」
ごもっともです
毎日図書室で静かに過ごしている彼女にとって、女の修羅場なんて怖いに決まってる
「でも、彼女さんにあの言い方は冷たいと思いますよ」
TH「……は?」
彼女さん?ソユンが?
TH「ソユン、彼女じゃないけど?」
「でも、彼女はテヒョンさんのこと彼氏って言ってましたよ」
顔を上げたAちゃんは、至って冷静な顔。というより少し冷めた目線を送ってきた
「そもそも彼女がいるのに毎日毎日凝りもせず1年生にちょっかい出しにきて、しまいには彼女は私のところに言いにきて、どんだけ私生活だらしないんですか?悪いのは頭だけにしてください!」
…Aちゃんが、怒った
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white(プロフ) - まさきさん» ご返信、遅くなってすみません!ありがとうございます♪楽しんでいただけるよう、更新頑張ります! (2020年1月31日 0時) (レス) id: a3ef8e9dcd (このIDを非表示/違反報告)
まさき(プロフ) - お話が好きです!更新楽しみにしています。 (2020年1月9日 10時) (レス) id: 870f22a38b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:white | 作成日時:2019年12月30日 0時