melting point【YG】

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「あの、その、野獣化した私をユンギさんはどうやって…？」


自分で野獣化とか言っちゃってるよ。情けないぞ


YG「さすがに酔ってるの分かってたからな」

「ほう」

YG「…我慢、だろ。そこは」


何を思い出してるのか、耳が突然赤くなるユンギさん

え、え、何その反応…そんなお色気しちゃってた？


「ほんっと、ご迷惑おかけしました」


お布団に額をつけて深々と謝るが、当のユンギさんは耳を赤くしたまま私の胸ぐらを掴んでくる。


えっ、急にドメスティック！？


YG「さっきから見えてっから」


浴衣の襟の部分を合わせて、はだけていた所を直してくれた。


「あ、りがとうございます…」

YG「ん。早く着替えな」

「うん」


脱ぎ捨てられている下着を拾うと、


YG「あ、そうだ」

「まだ何かあるの？」


これ以上失態おかしてるとかもう恥ずかしくてムリ


YG「昨日俺が我慢した分、覚えとけ」

「…ハイ」


ボボボっと顔を真っ赤にして着替えにいく私をユンギさんはニヤニヤと見ていた。


ん？これは…


「…！！」


脱衣所に入って浴衣を脱ぎ、鏡を見て再び赤面


ユンギさん、相当ガマンしたのかな

耳赤くしてたのはコレのせい？


鎖骨の下にある赤い印にそっと触れて思う


「へぇ…こんな感じなんだ…」


初めて付けられた赤いマーク

ここにユンギさんの唇が吸い付いたんだと思うと…


「うわ、やばい。控えめにいってもやばい」

YG「何がやばいんだよ」

「うぉあっ！？」


咄嗟に胸の前でクロスして隠す


「何してんのユンギさんっ」

YG「んー。覗き？」

「う、訴えてやる」

YG「へぇ、いいのか？そんな大口たたいて」


悪びれる様子もなく、むしろ悪魔のような微笑みで

ジリジリ近づいてくるユンギさんに後ずさる。


YG「…人のこと襲ったくせに」

「ひぃっ」


耳元でわざと囁く低い声

色んな意味でゾクゾクして何も言い返せない


YG「ぷっ。ほんとAっていい反応するよな」

「絶対褒めてないよね」

YG「褒めてるよ。可愛い」

「そういうのほんとズルい」


急に甘い顔と声になるユンギさん

この人に勝てる日はくるのだろうか

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