melting point【YG】

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「ユンギさん、アイス買って帰る？」

YG「ううん。家に買ってある」

「え！あるの？」

YG「さっき買っといた」


風呂上がりのアイスが至福な私のために
ユンギさんはいつも買ってきてくれるのだ


…ちゃんと餌付けされてるんだな、私


帰り道を手を繋いで歩く


「ほんと、ビックリした」

YG「なにが？」

「今日お店に来たこと」

YG「ああ、前から約束してたけどなかなか予定合わなくてさ」


突然今日決まったらしい

正直焦ったけど、バイト中もユンギさんに会えたのは嬉しかったなぁ


YG「それよりもA」

「はい？」


マンションに着きエレベーターに入った途端、声のトーンが下がったユンギさん

あまり聞かない圧のある声に少し驚いた


YG「…なにアレ」

「へっ？アレって？」


私の問いに答える前にエレベーターを降りて部屋の前まで歩いていってしまった。


アレってなに？
なんでそんな不機嫌そうなの？


まさか…


「カップルコンテストのこと…？」


私がそう言うと、ピタッと動きを止めてコチラを見つめてきたユンギさん


カップルコンテストのことならさっき、平然としてたのに

今目の前でジトっとした目線を送ってくるのはナゼ？


「わっ、ちょっと…！」


グイッと腕を引かれて強引に部屋に入ったかと思えば


YG「アレで平然としてられると思う？」

「え、だって…さっき普通だったのに」


玄関で壁ドンされた私は、心臓をバクバクさせながら答えた。


普通なら胸キュン展開でドキドキだけど、これは違う

別の意味でドキドキしているよ私


YG「あー…情けねー…」

「ユンギさん…んっ、」


頭を掻いてバツの悪そうな顔をしたユンギさん

その後すぐに唇を塞がれた


やば…溶けそう…
頭に酸素がまわらない


必死に彼の服にしがみついて身体が崩れ落ちないようにする


YG「嫉妬しないと思ったか？」

「…するんだ？」

YG「バカ。当たり前にするだろうが」



恥ずかしそうに言うユンギさんに勝手に頬が上がっていく


ちょっと申し訳ない気持ちと、愛しい気持ち


「へへ。ごめんなさい」

YG「全然反省してねーな」

「ひゃっユンギさん！？」


私のことをヒョイっと持ち上げて、靴を脱ぎ捨てられる。


え、なにされるの！？焦

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