melting point【YG】

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＿＿＿＿9月1日。



「では、私の愛すべき弟の生誕を祝いまして…」


カンパーイ！！


ドリンクが入ったコップを勢いよくぶつけ合って始まったBBQ


YG「そっか、今年成人なんだな」

JK「はい。お酒解禁です」


大学生になったジョングギは、この日成人という節目のお祝い。


本人たっての希望で、川が近くにあるBBQ場に皆でやって来たのだった。


TH「にくにくにくにく〜」

JM「テヒョナ、ちゃんと野菜も食べて」

TH「肉しか勝たん。」

JM「野菜食べろって」


一生懸命、鉄板で焼いてくジミン君の横で
片っ端から肉だけを食べていくテヒョン君


「ユンギさん、それなに？」

YG「ん、A口開けて」

「んぐっ。…おいしー！」


アーン、とされて口に入れられたのは炙ったマシュマロ

溶けかけのマシュマロ、さいこう…！


YG「おいし？」

「うん、ユンギさんの作るやつ全部美味しい♡」

HK「…ナムジュナ、火を全力でおこせ！」

RM「多分ここ火の海になるけどいい？」

HK「いいよ。あ、特にこの辺」


ホソク君が私の周りを指さす

はいはい、羨ましいのね


「ナムジュン、まじで鉄板に近づかないでね」

RM「でもホソガが…」

「自分の恐ろしさ、1番わかってるのは？」

RM「…自分です」


両頬に肉を詰め込んだジョングギは意味がわからずキョトンとしている


JM「ナムジュニヒョンってね、サークル内で"破壊神"って言われてるんだよ」

JK「ひょーなんですか？(そうなんですか？)」

JM「練習室のドアノブ引っこ抜いたり、乗っていた自転車のギア外れたり、ケータイの画面割れてるのなんてしょっちゅう」

HK「靴ひもちぎれたりもしてたよな」

「持ってたコップの底抜けたりしたよね」

TH「うわ、やば…」


ナムジュンがどんどん俯いてく

ぷぷ、こういう時めっちゃ弱いの面白いな


YG「音楽機器壊してないのがキセキだよな」

RM「イヤホンは死ぬほど無くしてます」



言ってるそばから自分のコップをひっくり返してる

ほんと、期待を裏切らないよね


「ほんと、ナムジュンは最高だよ」

RM「全然褒められてる気がしない」


そうは言いながらも笑顔は絶えず、賑やかなBBQをしている




…ハズだった。

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