melting point【YG】

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講義やバイトやらでなんだかんだ忙しくて
気付けば学祭は明日に迫っていた。


「相変わらずウチの大学のスケール、すごいよね」

TH「このために1年間準備してる人もいるもんねぇ」


どこのサークルにも属さないテヒョン君と私

何故か実行委員に頼まれ校内中を飾りつけ中


「無所属だからっていいように使われたよね私たち」

TH「なんでも屋さんの扱いだね」


ナムジュンもホソク君もリハーサルやら最終チェックやらで全然構ってくれないし…


TH「ユンギヒョンも忙しいの？」

「うん。ナムジュン達のとこに付きっきり」

TH「寂しいね〜」

「ほんとだよ〜寂しいよ〜」


自分の仕事も並行してるから最近はずっと忙しそうだったユンギさん

お風呂は変わらず一緒に入るけど、それ以外はずーっと作業しっぱなし


TH「いいじゃん。明日ステージ終わったら校内まわったら？」

「ナイスアイデア。さすがテヒョン君」


よっ。と煽てると、鼻息荒くしてドヤ顔するテヒョン君

いやー、扱いやすい扱いやすい


「そういやイケメンコンテスト出るんだっけ？」

TH「あー、なんか誘われたかも」

「誘われたかもって…去年の優勝者でしょ？」

TH「うん。ぶっちぎりでね」


ここまで言い切られるともはや清々しい

というか、否定のしようがない


「ふっふっふ。でも今年は荒れるぞ〜？」

TH「なんでー？」

「我が麗しの弟、ジョングクがいるからです！」

TH「あーね、」

「リアクション薄」

TH「僕、審査員として誘われてるからさ」


なんという…！

テヒョン君曰く、イケメンすぎて去年の優勝だけで殿堂入りを果たしてしまったらしい


「イケメンってすご…」

TH「Aちゃんも美人コンテスト出たら？」

「寝言は寝て言えよ？」

TH「なんでよ。ジョングクの遺伝子持ってるんだからいけるって」

「そ、そうかなぁ…へへ。じゃあ…」

JK「ダメ。」


満更でもない顔をして言ってみると、後ろからどす黒い声


「ビックリした…。ジョングギ〜、お疲れさま」

JK「ヌナ。絶対コンテストなんか出ちゃダメだから」

「えー、なんでよ」


コンテスト出れる顔面偏差値してないって？

まぁ、そう言われるとそうなんだけど


JK「こんな可愛いヌナを大衆の前で晒すなんて無理すぎる」

「そっちでしたか」

TH「でた。シスコン」

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