一般人が転生した場合。4【うたプリ】

154話 ページ23

あ「真斗、抱擁なら、私を抱きしめなくちゃ？」


そういって真斗の反応を見る。


顔を真っ赤にして中途半端に伸ばされた腕がプルプルしていて......


......あれ？固まってるんですけど、
まさか立ったまま気絶とか？
そんな漫画じゃあるまいし。


あ、もしかして、私とハグするのイヤだったとか？



抱きついていた腕を離し、真斗に話しかけてみる。



あ「......ごめんなさい。
私と抱擁するの嫌だったんでしょう？」


そういって真斗から離れようとしt


ｶﾞｼｯ


え？


私の手首が掴まれ、その動きがとめられる。


真「バカを言うな、Aとの抱擁が嫌なわけがなかろう！！」


そう赤い顔でいいきる真斗。



ありがとう。でも......



あ「あの...みんなが見て...」


自分からするのはいいのに相手からなにかされたり言われると、照れるんだなコレが。


真「ｯ！？」


まさともそれに気づいたのか足早にこの部屋を出ていこうとする。


うん、いや気持ちはわかるんだけど


私の手、真斗が掴んだままですけど？


そのまま引きづられて一緒に部屋を出る私だった。

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