33話 ページ36
何も考えずにただ、歩いた。
知らない土地を。
A「あ、れ.......?」
やばい。
ここ、どこだ.......??
地図アプリ使うか...
・
しばらくアプリを頼りに歩くけど、アプリがポンコツなのか携帯がポンコツなのかわからないが色んなところを行ったり来たりしている。
A「このまま帰れなかったらどうしよう...」
LIN〇を開くと、何件も稜雅さんから不在着信が来ていた。
そうだ.....何の連絡もしてないんだ...
でも、なんて言えばいいんだろう...
A「はあ〜〜〜〜〜〜〜〜もう...なにやってんのよ私.....」
歩き疲れてしゃがみ込む。
・
・
・
?「あの」
頭上から声が聞こえた。
顔をあげると、センター分けでフードを被った男性が立っていた。
A「.....なんですか?」
?「リョウガの、お知り合いですか?」
A「えっ」
彼の口から稜雅さんの名前がでてびっくりする。
?「やっぱりそうですよね。この間リョウガといるとこ見かけたんです。女性といるの珍しいなって思って、覚えてたんですよ」
A「は、はあ...」
微笑みながら彼は言うけど、目は笑っていなかった。
私は立ち上がり、
A「で、では...」
去ろうとするも、どこに行っていいかわからず右往左往。
?「もしかして...迷子?」
A「.........」
?「どこに行きたいんですか?」
A「.....大阪駅...です」
?「ああ...リョウガに会うつもりだったんだ」
A「な、んで、それを...」
?「はは、まあ、それはゆっくりね。ところで、お腹空かない?いいお店知ってるんだ。そこで話さない?」
なんだか怪しいと思ってしまったので、断ろうとする。
A「いや、結構で...」
その時、お腹が鳴った。
めちゃくちゃ恥ずかしい。
?「面白い人だなあ。大丈夫、リョウガには連絡しとくよ」
A「あ、あの...あなた一体...」
そう言うと彼はフードを脱いで、こう言った。
海「ごめん、名前言ってなかったね。海。小笠原、海、っていいます。よろしくね」
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たくちゃん(プロフ) - つづきが気になってしかたありません。更新頑張ってください。 (2019年7月16日 0時) (レス) id: 5218aa7420 (このIDを非表示/違反報告)
岡山ふく(プロフ) - みーやさん» コメントありがとうございます!!嬉しいお言葉...!!これからもよろしくお願い致します! (2019年5月12日 13時) (レス) id: c49444cb8c (このIDを非表示/違反報告)
みーや(プロフ) - 毎回楽しみに読ませて頂いております!稜雅さんsideもこちらも続きが楽しみです! (2019年5月11日 21時) (レス) id: a194c9d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
岡山ふく(プロフ) - ゆいなさん» コメントありがとうございます!そちらも頑張りますのでよろしくお願い致します! (2019年5月9日 19時) (レス) id: c49444cb8c (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - この作品大好きです!稜雅さんsideで見れるなんて嬉しいです!更新頑張ってください! (2019年5月9日 2時) (レス) id: 68cd06e107 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:岡山ふく | 作成日時:2019年2月26日 16時