悲劇のジュリエット【船津稜雅】

31話 ページ34

数週間経って私は、









･









A「大阪...初めてだ...」









大阪に来ていた。









この訳は、一週間前のこと────









部長『Aくん、来週、大阪に出張に行ってくれないか？』


A『ええ！？しゅ、出張！？いきなりすぎませんか！？』


部長『大丈夫大丈夫、3泊だし、望月くんも一緒に行ってくれるから』


A『は、はあ...』









と、部長に急な出張を言い渡されたのだった。




望月さん、とは、私の上司だ。



結構厳しい人だから、少し嫌なんだけれど...








望月「あんまボーッとするな。遅いと置いて行くからな。」



A「あっ、す、すみません！」



望月「とりあえず今日は移動だけだからホテルにチェックインするぞ。」



A「わかりました」



望月「明日は10時に先方に伺う。わかってるよな？スケジュールは全部メモしてあるだろ？」



A「はい！大丈夫です！」



望月「よし。.....まあ、あれだ、部長もお前の仕事っぷりに目をつけて出張を命じたんだ。頑張れよ」



A「っ！！！はい！！！！」









望月さんが頑張れって言ってくださった。



中々こういうこと言ってくれないのに。








出張も中々悪くないのかも。









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･









────






ホテルに着き、携帯を開く。





稜雅さんからLIN〇が来ていた。






稜雅『今日から大阪です』





と、共に送られてきた大阪駅の画像。







A「えっ！？」





お、大阪...！？





A『私も今大阪です！出張で！』






返信すると、すぐに既読がついた。






稜雅『(ﾟДﾟ≡ﾟдﾟ)』



A『ｗｗｗ』



稜雅『会いたいですけど、忙しいですよね...』









会いたい、だって...









A「っっ〜〜〜〜〜！！！！！」








それだけで嬉しくなってベッドにダイブした。





1人でニヤニヤしながら携帯を見つめるのは気持ち悪すぎるが...




誰も見てないしね









A『夜とかなら全然大丈夫です』



稜雅『急ですけど明日とかはどうですか？俺、明後日には東京に戻らなきゃ行けなくて...』



A『大丈夫ですよ！』



稜雅『じゃあ7時とか？』



A『OKです！』







大阪駅で待ち合わせをして、ご飯を食べに行くことになった。






よし、明日も仕事頑張ろ！

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