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「3人とも、僕あっちの方で強〜い魔を感じたから、行ってくるね」
アスタで散々遊んだ後、ラックは何かの気配を感じ取ったのか、雷魔法で素早さの補助をかけ、どこかへと行ってしまった。
取り残されてしまった新人三人は、ラックが去ってしまった方向を呆然とただ見つめていた。
「いやいやちょっと待ってくださいよっっっっ‼︎‼︎
オレたちだけでどーしろって言うんスか！」
「私たち新人だしね……。ラックさんを追おうにも早くて追いつかないし、補助系の魔法使えないし」
「どっ、どうすんのよ！」
うおおおと声を上げるアスタ、そしてあららととぼけた声を出すA、はわわと焦り困惑するノエル。
Aは謎に冷静な頭の片隅で、魔法帝から言われた事を思い出していた。
・
「A、君の魔法のことなのだけれど」
「は、はい」
いつもは魔法関連の話題では目を輝かせながら話す魔法帝が、なぜか落ちついた表情で口を開く。
「少しだけ、わかったことがあるんだ。
それは、君と同じ魔法属性を持つ者はクローバー王国にはいないこと。そして、魔導書の表紙にはクローバー王国、そして他の国の紋章がないことだ」
「えっと、つまり……」
「きみはどこの国にも属さない、極めて謎な存在だということさ」
無所属であり、謎の存在。
嬉しさと共に、不安が込み上げてくる。
無所属の自分を、無償でこの国に置いてくれているこの人は、なぜそこまでして━━
「大丈夫さ、君は強くて優しい子だ。どこにも属さないからと言って、気に病む必要はない。
A・トレーフル。今日から此処が、君の住む国だよ」
魔法帝が、肩に手を置き，微笑んだ。
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天霧(プロフ) - じゃがいも男爵さん» 合格おめでとうございます。気長に待ったかいがありました。これからも楽しみにしてます。更新頑張ってください！私は、1話から読み直して来ます！ (2022年6月19日 12時) (
レス) @page17 id: 29b58b93c0 (このIDを非表示/違反報告)
じゃがいも男爵 - まやさん» ありがとうございます、励みになります✨ (2022年4月26日 0時) (レス) @page16 id: 13926376c4 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - めちゃくちゃ好みの小説です…！更新待ってます！ (2022年3月2日 4時) (レス) id: 64bb885ea9 (このIDを非表示/違反報告)
じゃがいも男爵 - 天霧さん» 天霧様、コメントありがとうございます✨返信が遅くなり申し訳ございませんでした💦無事合格致しましたので、これからは頻度を上げて投稿します、ありがとうございます！ (2021年12月21日 2時) (レス) id: 13926376c4 (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - 待ってました。受験やら何やらでお疲れ様です。更新待ってます!頑張ってください! (2021年10月11日 14時) (レス) @page15 id: 29b58b93c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じゃがいも男爵 | 作成日時：2020年11月8日 2時
