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BADorHAPPY?【kn】※注意 ページ9

※死ネタ流血表現注意

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「はぁ…っ、はぁ…」
「っ、数が多い…な」

すっかり荒れてしまった私たちの学校。
大量の元は生徒だったゾンビたち。
そして、生き残りの私ときんとき。

でも、私たち2人じゃ全てのゾンビを倒すのは体力がもたない。

かなり息がきれている。クラクラする。
酸欠だろうか。

着慣れた制服には赤黒い返り血。
今すぐにでも洗いたいくらいだ。

「どうにかまいたな。今日はここに泊まるか」

と、まだ比較的綺麗な空き教室に入った。
ドアは厳重に閉めた。

「怖いよきんとき……」

非現実的なこの状況に恐怖を覚えた。
それに、いつ死んでもおかしくないこの状況。
恐怖で体が震えていた。

「そうだね、でも大丈夫だよ。俺がいるから」
「…、うん」
「一応現役運動部ですから!」
「そしたら私だって陸上部だよ?」
「じゃあ逃げるのは任せた」
「なんだそりゃ」

でも、きんときといると自然と笑顔になれる。
彼のパワーは凄いな、と改めて実感した。

.

ドンドンドン、とゾンビたちがドアを叩く音、唸り声。

そんな環境で寝れるはずもなく。
寝袋で私は考え事をしていた。
もし、きんときが犠牲になってしまったら、私はどうしよう。

それよりもこれからどう生きていけばいいんだろう。

「…ん、A寝れないの?」
「そう。ごめん、起こしちゃった?」
「大丈夫だよ。まぁこんな所で寝れるわけもないよな。俺は寝たけど」

はは、ときんときは笑った。
ドアの叩く音もなくなって唸り声も聞こえなくなった。
私は少し安心して眠りについた。

.

「…きて…起きて!!!」

そして私はきんときの大声で起きることになる。
顔面蒼白の彼。
何があったか聞かなくても分かる、だって…

ドアが半壊していたからだ。

「え、え…?」
「このままじゃ入られてしまう。戦わないと」
「そうだね、」

私は落ちていたナイフを拾い上げた。

ガコンッ

ドアが外れた。

私たちをみて一斉に飛びかかるゾンビたち。
私はソレにナイフで切りかかる。
きんときも必死に戦っていた。


「…っ、疲れた…」

何とかゾンビたちを全滅させられた私たちは、地面に座り込んだ。
かなり手強く、やばい!と思ったけど、どうにかいけた。


う゛ぅ゛…

「!?」

「危ないっ!」

▽→←▽


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作者名:ななし。 | 作成日時:2020年3月18日 22時

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