他の作者様と一緒にマンションに住みませんか?【合作】

四十四号室 うらん* ページ47

私が部屋へ向かっていると、
さっき別れたはずの由来が走って来た。

由来「蘭！これ！」

そう言いながら見せてきたのは、
ビデオ付きのメール。

由来「これ見て！」

私が返事をする間もなく、再生される。

蘭「！…これって」

由来「そう、あの有名な誘拐事件の犯人の。」

蘭「じゃあ、もしかして…彩葉長ちゃんが
探してるのは被害者の茜さんなの…?」

状況が飲み込めていない状態で由来に問うと、
険しい顔をしながらさらに話を続ける。

由来「…恐らく。それとこの苗字。」

指が指している先には、
「栗花落」と書かれている。

蘭「これって…時雨さんの…！」

由来「うん。間違いない。
その証拠に少し見にくいけど顔がそっくり。」

蘭「どうしよう…どうしよう…
私はどうしたら…」

時雨「ついに話す時が来たか…」

蘭、由来「時雨さん！」






しばらく更新してなくて申し訳ありません。
次からは浮上頻度を多めにします。
次は弓月さん、お願いします。

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