他の作者様と一緒にマンションに住みませんか?【合作】

三十四号室＊うらん* ページ35

蘭「会ったばっかだけど…寂しいなぁ…」

廊下を歩いて行く彩葉長ちゃんの後ろ姿を見送りながら言う｡
なかなかすぐに好意を全面に出してくれる人が居ないので､少しばかり寂しいのだ｡

亜瑠々と最近連絡取ってないや…

亜瑠々は私の親友｡趣味がとんでもなく合うのだ｡暇だし後で連絡しよう｡

そう言えば…と思い､通知を確認する｡
ほとんど父親の物だ｡

蘭「…気持ち悪い｡」

ボソッとつぶやく｡
本当は大好きだの済まなかっただの｡
本当はそんなことこれっぽっちも思ってないくせに｡

殴って来る癖に｡

気に入らなかったらすぐ殴る｡罵倒する｡

私の家は3人姉妹だ｡

1人は歳が1つで､もう1人の妹は少し離れていた｡

父親は一番下の妹を溺愛していた｡…違う｡
"だけ"を溺愛していたのだ｡私達は除け者｡

サンドバッグ代わりなのだ｡要するに｡人間ではないただのモノ｡

怖いのだ｡私は｡存在を"否定される事"が｡

そして､私が嫌いなもう1つの理由は｡

被害者面をする事だ｡

お母さんからよく聞く､

「貴方達を殴った後にいつも泣いてるんだよ?」

という言葉｡加害者の癖に白々しい｡そもそもそんなの知ったこっちゃない｡

本当の被害者は私達なのだから｡

溢れ出る愚痴に蓋をして､他の事を考える｡

蘭「取り敢えず…私達はどうする?」

大丈夫｡演じるのは得意だから｡




…………………………………………
シリアル…じゃなかった｡
シリアス連続は流石に不味いか…

凛音さんお願い!



…変換で凛ねーねーになって吹いた｡

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