クリスマス番外編 ホークスside ページ35
本編関係なしの付き合っている設定です。
そして世間から公認されています。(私の書きやすさのためだけに。すみません)
＊＊＊
｢Aッ｣
｢わあ！？｣
ガタリ。
慌てて窓から帰宅したら、彼女の肩がビクリと揺れた。
｢ごめん｣
そう一言告げると、俺はへたりとしゃがみ込んだ。
｢ごめん、ほんと｣
今日はクリスマス。
俺から彼女をディナーに誘ったのに、紛れもない俺自身が仕事でダメにしてしまった。
全力で頑張ったけど、それでも全然間に合わなかった。
｢啓悟さん｣
｢ん、｣
｢よかった、怪我はないね。
お帰りなさい。お疲れ様｣
｢！ …ただいま｣
ぎゅうっと抱きしめられて、強ばっていた体から力が抜ける。
そっと、俺も彼女の背中に腕を回した。
｢俺、速さが売りなのに全然間に合わなかった｣
｢それは“ホークス”の話でしょ？
私は啓悟さんとお付き合いしてるから｣
｢予約のキャンセル、Aにさせちゃった｣
｢忙しいのに連絡ちゃんとくれて嬉しかった｣
｢美味しいもの食べさせてあげたかった｣
｢また連れてって？
楽しみが先延ばしになったね。もっと楽しみになっちゃう笑｣
｢せっかくのクリスマスなのに｣
｢クリスマスにこだわりはないよ。
啓悟さんが私のために計画してくれたことが嬉しかったの。
それに無事に帰ってきてくれたから十分だよ｣
温かい返しに胸がいっぱいになって、彼女を思いっきり抱き寄せた。
｢痛い痛い笑｣と笑う彼女に、｢ごめん笑｣と俺も笑った。
｢とりあえずお風呂入っておいで？
そしたら一緒にご飯食べよ！｣
｢え、用意してくれたの？｣
｢うん、簡単なものだけどね｣
｢ごめ、｢ごめんいらないからね！｣ふは、ありがとう｣
必死に遮ってくる彼女が可愛くて、もう一度抱き締めたい衝動に駆られたけどグッと堪えて風呂に向かった。
＿＿＿＿＿＿＿＿
｢えっ｣
｢ふふ、ビックリした？
啓悟さんの好きなチキン焼いてみました〜｣
風呂から上がってリビングへ戻ると、机上には大きなチキンが鎮座していた。
｢やっぱりクリスマスはチキンが人気だね。
買い出しに行ったら最後の1個だったの。
2人だし大きいから悩んだんだけど、運命感じて買っちゃった笑｣
急なキャンセルだったのに、チキンの他にシチューとサラダもある。
｢圧力鍋って凄いよね｣って笑ってるけど、使いこなすAが凄いんだよ。
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森田真月(プロフ) - かなさん» コメントありがとうございます🙇♀️ 更新お待たせ致しました…！ (5月14日 16時) (
レス) id: 7b12b1cfeb (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - この作品めちゃくちゃ大好きです‼︎‼︎応援しています！ (2023年4月17日 3時) (レス) id: a32747b1ee (このIDを非表示/違反報告)
森田真月(プロフ) - 夏蜜柑さん» コメントありがとうございます！嬉しいです…！ありがとうございます😭 (2022年12月25日 21時) (レス) id: 7b12b1cfeb (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑 - 初めまして。ホースクが好きでこの作品も大好きです、この作品に出会えてよかったと思ってます✧˖°続き楽しみにお待ちしています！ (2022年12月25日 1時) (レス) id: dd9c73cc8a (このIDを非表示/違反報告)
森田真月(プロフ) - コム＠やる気帰ってこいさん» わざわざコメントありがとうございます😭 書く気力になります…！ (2022年11月25日 21時) (レス) id: 7b12b1cfeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：森田真月 | 作成日時：2020年8月19日 20時
