髪 ホークスside ページ13
「ドーモ〜」
「あっ、ホークス丁度いいところに！！」
「え、なに」
1度家に帰り自分の身なりを整え、また美容院に戻ってきた。
扉を開けると、希癒サンの担当を頼んだ美容師が走り寄ってくる。
この美容師は、俺の古い友人でもある、切山。
「あのね、着替えとメイクは終わったの。
あ、メイクって言っても、ホークス好みのナチュラルよ？」
「俺、ナチュラルが好きとか言った覚えないんだけど」
「アンタと何年友達やってると思ってるのよ。
そんなのお見通し！」
「あーソウデスカ」
「ちょっと！？」
当たってるのが何か悔しいけど、それは黙っておく。
「で？丁度いいところって？」
「あ、そうそう！
髪型が決まらないのよォ」
「まだセットしてないのかよ！？」
「うるさいわねぇ、これでも候補は絞ったのよ？2択に」
「何択あったんだよ…」
思わずため息を漏らす俺に、切山は『仕方ないじゃない』と眉を下げた。
「Aちゃん、可愛いんだもの。
何でも似合うから困っちゃうわ〜。
お嫁さんにしたいくらい」
「何言ってんの。
ってか何で名前呼び…」
「やだ辛辣。
名前呼びなのは、アンタみたくヘタレじゃないからよ」
「はぁ？」
自分の顔が少し引きつったのが分かる。
こいつは昔から、俺のペースを乱す。
なんで今も友人関係が続いてるのかは謎。
「あ、あの…」
「あらぁっ、ごめんねAちゃんっ！
お話に夢中になっちゃってたわ！」
「いえ、大丈夫ですよ。
ホークスさんすみません、時間大丈夫ですか？」
「大丈夫だよ」
1枚隔てたカーテンの向こうから、希癒サンの控えめな声がした。
おいおい、希癒サン放ったらかしかよ…
「ねぇAちゃん、ホークス入れてもいい？」
「え？いいですけど…」
「ふふ、髪型はホークスに決めてもらいましょ」
「は、なに勝手に…」
女性のファッションや髪型に、今まで無関心だった俺が分かるわけが無い。
けど、切山にグイグイ押され、カーテンの中に入ってしまった。
「Aちゃんがね、この髪飾りをつけたいって言うから、この髪型かこの髪型なんだけど〜…
ってちょっと！ホークス聞いてる！？」
「…あ、なに？」
「なに見惚れてるのよ〜」
いや、確かに綺麗だと思った。
思ったけど、それより…
「希癒サン、それつけるの…？」
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森田真月(プロフ) - かなさん» コメントありがとうございます🙇♀️ 更新お待たせ致しました…！ (5月14日 16時) (
レス) id: 7b12b1cfeb (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - この作品めちゃくちゃ大好きです‼︎‼︎応援しています！ (2023年4月17日 3時) (レス) id: a32747b1ee (このIDを非表示/違反報告)
森田真月(プロフ) - 夏蜜柑さん» コメントありがとうございます！嬉しいです…！ありがとうございます😭 (2022年12月25日 21時) (レス) id: 7b12b1cfeb (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑 - 初めまして。ホースクが好きでこの作品も大好きです、この作品に出会えてよかったと思ってます✧˖°続き楽しみにお待ちしています！ (2022年12月25日 1時) (レス) id: dd9c73cc8a (このIDを非表示/違反報告)
森田真月(プロフ) - コム＠やる気帰ってこいさん» わざわざコメントありがとうございます😭 書く気力になります…！ (2022年11月25日 21時) (レス) id: 7b12b1cfeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：森田真月 | 作成日時：2020年8月19日 20時
