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過保護 ページ29

「姉ちゃん何処ケガした!?」


「首筋を「何でホークスが答えるの!?え、声出ないってこと!?首の傷のせい!?」…うん、ちょっと落ち着こうか」





一気に捲し立てる弘樹を何とか宥める。

まあ、私の個性で落ち着かせたんだけど。





「それで、首筋が切れて声が出なくなったの?」


「希癒サン声出ないから俺が答えるね。首筋が切れたから声が出ない訳じゃないよ」


「じゃあ何で?」


「恐怖心で一時的に」


「他にケガは?」


「なし」


「傷跡は?」


「傷は浅いし、早めに処置したから残らないよ」


「後遺症は?」


「それもなし」






せっかく個性を使って落ち着かせたのに、また弘樹の息が上がってる。

過保護すぎるんじゃ…。



ホークスさんは、そんな弘樹に、丁寧に優しく答えてくださっている。

その瞳は優しい。









「A先生!!!」


「あれ、さっきの…」




私を呼ぶ大声に、その場にいた皆が振り返る。

その声の主を見て、ホークスさんは目を丸くした。





ドンッと体当たりのようにぶつかってきた、その小柄な体を優しく受け止める。
ケガはなさそうで安心した。


途端、胸元でしゃくり上げるような声が聞こえてくる。







「僕だけ…っ、逃げてごめんなさい…っ!」




声を掛けてあげられないのがもどかしい。

大丈夫だよ、という気持ちを込めて背中をポンポンと叩いた。







「隆起っ!」


「ママ…っ」




息を切らしながら、隆起くんのお母さんも走ってくる。




「A先生…っ、うちの子を助けてくれたと聞きました…っ。なんとお礼をしたらいいのか…っ」





同じく泣き出す、隆起くんのお母さんに胸が締め付けられる。









違う、違うんです。謝らせたくて、泣かせたくて、隆起くんを逃したんじゃないんです。


謝らないで。私は、隆起くんが無事なら________。









「希癒サン、隆起くんの無事を、一番心配していましたよ」









代わりに口を開いてくださったのは、ホークスさんだった。

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作者名:森田真月 x他1人 | 作成日時:2020年1月3日 22時

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