出会い ホークスside ページ3
「大丈夫ですか？」
「え」
「あの、歩いてたら急に座り込んでしまったので。具合でも悪いのかなあと」
見上げると、そこには、若い女の人が立っていた。
今時の若い女性には珍しい、地味な格好。
…やばい、俺のファンかもしれない。
だって、今の俺をホークスだと知らずに声を掛けるなんて可笑しい。
こんな醜い格好の男に、こんな若い女の人が声をかけるなんて。
「あぁ、うん。大丈夫。ありがと」
マスコミやファンに見せるような、いつもの笑みを浮かべる。
こんな俺、バレたくない。
「無理しないでください。キツそうな顔されてますよ」
「いやー、おねーさん心配性だね。俺、これでもNo.2ヒーローですよ」
「えっ」
「えっ」
「…すみません」
この人、俺がホークスだって気づいてなかったのか。
あー、しくじった。
一般市民のフリでもしておけば良かったな。
「あら、そなの。おねーさんラッキーだね、こんなとこでヒーローと遭遇」
「あぁ、はい、まあ…」
「えー、何その反応は笑
俺の名前、わかる？笑」
そう、茶化して聞いてみた。
「えっ！えぇっと…No.2ヒーローですよね…。え、エンデヴァーさん…？ですか…？」
「…。」
「…。」
「ホークスです」
「ああああああごめんなさいっ。すみませんっ。私、あんまりテレビとか見なくて！いつも私達を守ってくださってるのに、申し訳ないですっ」
「ふはっ笑 おねーさん面白いね」
冗談でも言ってるのかと思ったら、この人の顔は大真面目で。
そして、アタフタと、表情をコロコロ変える。
「はー。ほんとにすみません」
「あはは、いいよいいよ」
「それで、えっと、ホークス？さん、立てそうですか？」
「え」
「いや、「え」って、ここ、人通りは少ないですけど、道端ですよ。急に座り込んで、体調悪かったんじゃないですか？現に今、座り込んでますし…」
「あー、そうだったね」
「そんなのほほんと…」
「んっ、ごめんごめん。立てるよ、大丈夫。若いおねーさんと話してたら元気なった」
勢いをつけて、パッと立ち上がる。
途端、少しフラついた。
でも、彼女には分からなかっただろう。
「ほんとに、大丈夫なんですか？」
「おねーさん、人の心配より自分の心配。もう真っ暗」
「えっ、わっ、ほんとだ！」
「送ってってあげるよ。心配してくれたお礼に」
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森田真月(プロフ) - huji山さん» 教えていただきありがとうございます🙇♀自分がアホすぎてビックリです。3話の方で触れさせていただきました。 (1月8日 17時) (
レス) id: 7b12b1cfeb (このIDを非表示/違反報告)
森田真月(プロフ) - 花帆さん» わあああ！？ごめんなさい！！4年も経ってしまっている!!!通知が来なかったようでお返事しておりませんでした。申し訳ないです。コメントありがとうございます！ (1月8日 17時) (レス) id: 7b12b1cfeb (このIDを非表示/違反報告)
huji山(プロフ) - すっごく面白いんですけど、ホークスの事務所は九州で雄英は静岡なのになーと思いました笑 (1月7日 22時) (レス) @page32 id: 704ce5ae45 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 更新ありがとうございます！続きも拝読できて嬉しいです！かっちゃんが塾の生徒なのも、すっごくおいしいです(o>ω<o) 続編も楽しみに応援しておりますね♪ (2020年9月15日 4時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
森田真月(プロフ) - りんさん» ごめんなさい、コメント頂いてたのに気づきませんでした…！ありがとうございます！ (2020年8月20日 11時) (レス) id: 027035f0ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：森田真月 x他1人 | 作成日時：2020年1月3日 22時
