居心地のいいとこ ホークスside ページ19
【今日、シーツ返しに行って大丈夫？】
【大丈夫です。何時頃ですか？】
【17時頃かな。都合どう？】
【大丈夫です！よかったら夕飯も召し上がって行ってください】
【え、大変でしょ】
【実は、いただき物の白菜が沢山あって…。お鍋にするので消費を手伝っていただきたいです】
【じゃあご馳走になろうかな】
【是非！】
初めて希癒家にお邪魔した日。
帰り際、希癒サンからRINEのIDを聞き出した。
(弘樹クンが知ったら、怒るかなー)
「あれっ。ホークスさん、なんか嬉しそうですね！」
「ん、そー？」
サイドキックに言われて初めて、自分の頬が緩んでいるのに気づく。
「いやあ、もう、凄く優しい笑顔でしたね！」
「そんなに？」
「はい！何かいい事ありました？」
「んー…。そうだな、居心地のいいとこ見つけたんだよね」
「へえ。どこですか？今度俺も連れてってください！」
「それは嫌かな」
「えぇっ」
「ずるいなあ」と口を尖らせるサイドキックに、ほんの少し優越感。
「ま、お疲れ。俺は帰る」
「え！」
「どうした？なんかまだ仕事あったっけ？」
「いえ、早すぎる男の貴方ですから、もうありません」
「うん？じゃあどうしたの」
「その…、いつもは『帰ってもやることないんだよねー』とか言って事務所で時間潰してたので…」
あぁ、と妙に納得する。
普段は、早めに仕事が終わっても、資料の見直しやパトロールをして時間を潰していた。
あの生活感のない家に帰るのが嫌だった。
いつでも、誰かに必要とされていたかった。
だったら、事務所に残って仕事をしていたほうが楽だと思っていた。
「まあ、たまにはね」
「あ、例の場所ですか？」
「まーね」
サイドキックが色々と聞いてきたけど、テキトーに流して、窓を開ける。
「じゃーね。お前も早く帰りなよ」
翼を広げ、飛び立った。
「…まったく。あの人はまた窓から…。でも、
いい顔してましたよ、ホークスさん」
サイドキックのその呟きは、青空に吸い込まれていった。
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森田真月(プロフ) - huji山さん» 教えていただきありがとうございます🙇♀自分がアホすぎてビックリです。3話の方で触れさせていただきました。 (1月8日 17時) (
レス) id: 7b12b1cfeb (このIDを非表示/違反報告)
森田真月(プロフ) - 花帆さん» わあああ！？ごめんなさい！！4年も経ってしまっている!!!通知が来なかったようでお返事しておりませんでした。申し訳ないです。コメントありがとうございます！ (1月8日 17時) (レス) id: 7b12b1cfeb (このIDを非表示/違反報告)
huji山(プロフ) - すっごく面白いんですけど、ホークスの事務所は九州で雄英は静岡なのになーと思いました笑 (1月7日 22時) (レス) @page32 id: 704ce5ae45 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 更新ありがとうございます！続きも拝読できて嬉しいです！かっちゃんが塾の生徒なのも、すっごくおいしいです(o>ω<o) 続編も楽しみに応援しておりますね♪ (2020年9月15日 4時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
森田真月(プロフ) - りんさん» ごめんなさい、コメント頂いてたのに気づきませんでした…！ありがとうございます！ (2020年8月20日 11時) (レス) id: 027035f0ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：森田真月 x他1人 | 作成日時：2020年1月3日 22時
