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逃がす ページ46

「!!」


奥から物凄い速さで少年に斬り込んで来たのはしのぶさんだった。


間一髪、冨岡さんが少年を庇う。




「しのぶさん…!」


「あら?どうして邪魔するんです冨岡さん
鬼とは仲良くできないって言ってたくせに何なんでしょうか
そんなだからみんなに嫌われるんですよ」



しのぶさんは少年が庇っている鬼の妹を殺しに掛かる。




「動けるか 動けなくても根性で動け 妹を連れて逃げろ
A!」

「はい!」

「この2人を援護しろ」

「え?あ はい!!行くよ!」






私は少年と妹を連れてその場を後にする。
しのぶさん、ごめんなさい。




「君 名前は?」

「俺は竈門炭治郎です!こっちは妹の禰󠄀豆子で…!」




逃げ始めて直ぐに追っては迫る。




ドシャ


女の子が炭治郎に踏み付けられた。



「炭治郎くん!!
あなたは…!」




一度だけ蝶屋敷で会ったことがある。
顔は凄く可愛らしいけどとても強い。そしてあまり喋らない。名前は確か、栗花落カナヲ。




「逃げろ!禰󠄀豆子逃げろ!!」



炭治郎君が叫ぶ。


私は禰󠄀豆子を追おうとするカナヲの行く手を阻んだ。



「どうして邪魔をするの?
私は鬼の頸を斬るだけなのに」



あまり抑揚の無い話し方だ。



「何か理由があるのよ!お願いだから攻撃しないで!」

「師範の指示なので」


全く聞く耳を持たない!どうしよう…





私は仕方ないと思い、刀に手を添えると鎹鴉が声を上げた。




「伝令!!伝令!!カァァ 炭治郎・禰󠄀豆子 両名ヲ拘束
本部へ連レ帰留ベシ!!
炭治郎 額ニ傷アリ 竹ヲ噛ンダ 鬼禰󠄀豆子!!」





「あなた 禰󠄀豆子?」


「よかった…」




炭治郎くんは事後処理部隊である"隠"に背負われて行ってしまった。










.

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作者名:こあら。 | 作成日時:2021年6月25日 22時

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