音の呼吸 ページ25
思ってたんと違う。
それが音の呼吸についての感想でした。
今夜は偶々宇髄さんとの合同任務。
鬼が出ると早速宇髄さんの呼吸を拝見する事ができた。
日輪刀に爆薬丸を仕込ませて爆風と轟音を轟かせる派手派手な戦法。
「派手派手ですね！宇髄さん！」
「そうだろ！？ちゃんと見て覚えろよA！」
宇髄さんは走力、跳躍力共に長けていて腕力も凄い。
二刀流だし。
腕の筋肉がとにかくモリモリ。
走るの早くて着いていけないし、正直泣きそうになる。
でも負けない。絶対に追ってやる。
音の呼吸習得してやるんだから！！
でもうるさ過ぎて鼓膜破れそう…。
爆薬使わなきゃだめ？
鬼を全て狩って帰る頃には、山から陽が少し顔を出していた。
今回の任務は情報量が多過ぎて頭が爆発しそうだった。
帰ったら寝よ。
その日は泥の様に寝て起きたらもう日が暮れていた。
厠から自室に戻ろうと足を進めると縁側に誰か腰掛けて居た。
シルエットからして男性なのだが、見慣れないので警戒しながら近づく。
「お！Aやっと起きたのかよ」
「え…宇髄さん？なんか雰囲気違くないです？」
鍛錬中や任務の時は髪も上げているし化粧もしているからわからなかった。
家にいる時の宇髄さんは大人っぽくてなんだかド○○キしてしまった。
「お前って面白ぇのな ここ座れよ」
縁側に並んで座ると、煉獄家で杏寿郎さんとよくこうして眠くなるまで話して居た事を思い出す。
「A お前 俺の妻にならねぇか？」
「！？」
突然の言葉に無言で驚愕の顔を宇髄さんに向けてしまった。
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作者名：こあら。 | 作成日時：2021年6月25日 22時
