可愛い子には旅をさせよ ページ21
Aは炎の呼吸を全て習得し、柱にも劣らない程の実力を持つ様になった。
先の柱合会議後にお館様から一つ提案をされた。
「Aの能力を耳にしたんだ Aの歌には特別な力が備わって居るみたいだね
杏寿郎 Aを少しの間 音柱である天元の元へ稽古をつけに行かせてみてはどうかな?」
俺は正直とても考えた。
確かにAの能力の事を考えると、技の幅を拡げてあげる為にも音柱である宇髄の元へ行かせるのが師範としての責務かもしれない。
ただ…
宇髄は妻が多過ぎる!!
という事は女好きでもあるのかも知れない!!
Aが心配だ!!!!
「杏寿郎の思いもわかる でも天元はきっとAを導いてくれると思うんだ」
「少し Aと話してみます!Aの意見も聞きたいので!!」
「待っているよ」
で、今に至る。
Aは相当俺と離れる事がショックだった様で、その上違う柱の元へ稽古を付けに行かされるとなれは無理もない。
「とりあえずだ!3ヶ月耐えてみなさい
別に帰ってくるなとか言っている訳ではないんだ
それに…宇髄の屋敷には妻が3人いる」
「つまがさんにん????」
Aは3ヶ月頑張ってみてもう駄目だと思ったら戻ると言う条件で嫌々ながらも宇髄の元へ向かう気にはなった様だ。
正直、俺も行かせたくない。
寂しい!!
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作者名:こあら。 | 作成日時:2021年6月25日 22時