美容オタクの憂鬱 ページ1
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俺の家に翔太とAが来てくれた日のこと。
「俺さ、お前に聞きてえことがあるんだけど」
動画を見ながらゲラゲラ笑っていたAを翔太が凝視していた。
『私？ 何？』
「お前今すっぴん？」
『え、バリバリすっぴん。舞台中だからマツエクはしてるけどね』
彼氏の友達が来ているのにすっぴんを晒せるのは、多分この世でAくらいだろう。
「マジ？ お前ツヤツヤしすぎじゃね？」
とはいえ、Aにとって翔太は気を使いながら接するような相手ではない。10年以上も前で高校生だったけれど舞台の稽古中のAはノーメイクだったし、翔太もその事実をよく知っている。
俺もAのすっぴんが好きだ。バッチリメイクをして接するよりもリラックスしてくれている気がするからそのままでいいと思っている。
「なんかヒアルロン酸注射とか打ってんの？」
数年前から美容に凝っている翔太はすっぴんの肌に興味津々だ。
『打つわけないじゃん。やったことはあるけど、バチボコ肌荒れて1回でやめた』
「嘘だろ？ 無加工でそれ？」
翔太は目を丸くし、
『うん。もう一生やらないしやりたくない』
「俺の努力ってなんなの……」
そのまま肩を落とした。
「まあまあ。そんな落ち込むなよ」
「だってさぁ、無加工なんだぜ？ 」
『マツエクしてるけどね』
「マツエクは今どうでもいいんだよ。俺はお前の肌が羨ましくてしょうがねえの！」
何したらツヤツヤになるんだよ、と翔太はジーッとAのほっぺを見つめた。口角がキュッと上がった唇がどこか不機嫌そうだ。
『何したらって特別なことはしてないよ？ たまにエステに行くくらいで。私敏感肌だからスキンケアの合う合わないが激しいし、なべしょーにどう見えてるか知らないけど結構苦労してるよ？』
「合わない時肌荒れヤベぇもんな」
『ヤバすぎ。荒れるのは一瞬だけど治すのは時間かかるの理不尽だと思ってる』
新調した化粧水が肌に合わずに荒れてしまったことは幾度もある。いつも使っているフェイスパックを切らしたのに多忙で買えない時もやはり肌荒れに悩まされる。合わないスキンケアグッズは大抵俺が使うことになる。
Aは花粉症持ちではないけれど、花粉のせいでポツポツ赤いニキビはできる。
「おい深澤」
「ん？」
「マウント取んなよ」
「取ってねえのよ……」
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すみ(プロフ) - こんにちは！遂に共演が！興奮してコメントしてしまいました。きっとsns荒れただろうなと……楽しみにしています！ (2023年5月7日 15時) (
レス) @page30 id: 013c7a8c5b (このIDを非表示/違反報告)
あおやなぎ(プロフ) - すみさん» 初めまして。コメントありがとうございます！ 実は考えているところなのです…！ 先のことになると思いますが、気長に待っていてくれると嬉しいです！ これからもよろしくお願いします！ (2023年4月23日 22時) (レス) id: 2272bdf112 (このIDを非表示/違反報告)
すみ(プロフ) - はじめまして！Time goes by拝見しています。2人の掛け合いが 大好きです！いつか番組で共演して仲良しな姿を見てザワつくお話を読みたいです。というか……早く結婚して幸せになってほしい気持ちです。これからも、楽しみにしています！ (2023年4月22日 21時) (レス) id: 013c7a8c5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおやなぎ
| 作成日時：2023年4月21日 21時
