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『そうしたら次は赤色の糸を……』
自分のを見せながらまたちゃんに指で示していれば、開いた部屋の襖から、武市さんが顔を覗かす。
『なにしてるんですか?』
『またちゃんとハンカチに刺繍をしてるんです』
ほら、と自分の手にあるハンカチを武市さんに見せた。彼は含むように頷き、腕を組む。
『へえ、女性らしい嗜みですね。
……約1名の方は似合わないですが』
『どういう意味っスか』
「おい」と武市さんに凄むまたちゃんを落ち着かせ、赤糸の通った針を刺す位置が間違っていることを教える。
彼女は指に幾度も針を刺しながら奮闘していた。
『……ちなみに、何の柄を刺繍しているのですか?』
『薔薇です。赤い薔薇』
彼は私の手元にあるハンカチに視線を落として、途中まで完成している薔薇を見る。「なるほど」と頷き「上手ですね」と褒めた。
『ありがとうございます』
会釈して返すも、武市さんは私から目線を外さない。どうしたのかと思い小首を傾げれば、部屋を出る前に、彼はボソリと呟く。
『貴方の影響でしたか』
彼が、あの花を愛でるのは
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月城碧 - ハルさんすごいです!私も高杉が大好きなのですがもうキュンキュンしまくりです!最初は愛なんてなかった…ていう所からの展開が凄すぎる!もう一気に高杉をもっと好きになるとともにハルさんのファンになりました! (2018年12月4日 17時) (レス) id: de7306413f (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 銀皐月さん» さっつんの言った通り早いですね! 本当に! 高杉への愛を詰めるだけ詰め込んでいる作品なので、終わりが早いと呆気なく思ってしまいます( ; ; ) 続編も頑張ります! 応援ありがとう! これからもよろしくね!( ´ ∀`) (2017年8月11日 9時) (レス) id: 3c0de761a5 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - エラさん» おはようございます! それはそれは、どうもありがとうございます!! 両方好きだなんてとっても嬉しいです( ´ ∀`) 続篇、本日出しますのでどうかお楽しみに!! 閲覧とコメントをありがとうございました! (2017年8月11日 9時) (レス) id: 3c0de761a5 (このIDを非表示/違反報告)
銀皐月(プロフ) - ハルー、恋は白い薔薇のようで完結おめでとう!
早いね、もう3弾いっちゃうよ。高杉好きだからこそ、泣くよね。愛がない結婚からの愛。泣くね。号泣だ。
黄色い薔薇も頑張ってね! (2017年8月10日 20時) (携帯から) (レス) id: 5de9376b0f (このIDを非表示/違反報告)
エラ(プロフ) - こんにちは!いつも楽しませてもらってます!サドリーマンも好きですが、薔薇シリーズも大好きです!「別れは、黄色い薔薇のように」も楽しみにしています♪頑張ってください♪ (2017年8月10日 14時) (レス) id: ad6183f351 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/harumemory
作成日時:2017年7月23日 10時