限界_3 ページ9
松 「…おい、春宮」
松田が声をかけるも、
Aは起きる気配はない。
萩 「おーい。春宮〜」
萩原が立ち上がり、その耳元で名前を呼ぶも、
やはり、起きる気配は、ない。
松 「コイツはどこでも寝るな…
どうすりゃ良いんだ…」
Aと寄り添うような体勢で困った顔の松田に、
今度は景光が立ち上がり、Aの正面にしゃがみこんだ。
そして、その肩を揺さぶろうとした時――
ぐらり
松田の肩からAの頭がずり落ち、
その身体が景光の方へと倒れて来た。
景 「わっ…」
とっさにAを支え、
抱きしめるような体勢になる景光。
景 「春宮…春宮?」
その肩を揺さぶるも、
“…んー”と、小さく声を出すだけで、
Aは一向に起きる気配が無い。
実務の日々。
そして、課題や演習の予習復習に、独学。
この道場での訓練を加え、
相当の疲れが溜まっているのだろう。
以前見たような穏やかな表情ではなく、
疲れたような表情で、
ゆっくり肩を上下させながら、寝息を立てている。
目の下には、小さなクマができているように見えた。
景 「ど、どうしよう」
降 「お前たち、何やってるんだ…」
伊 「…何で春宮と諸伏が抱き合ってるんだ?」
そして、景光の背後から、
組手を終えた降谷と伊達が苦笑しながら現れた。
Aを抱きしめるようにして、
困り顔を浮かべている景光。
その正面には、壁にもたれかかる複雑な表情の松田と萩原。
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white12(プロフ) - 深海さん» お読み頂きありがとうございます!続編は、ただいま内容確認中でして、もうすぐパスワード外せると思います。少々お待ちくださいませ! (2019年8月28日 22時) (レス) id: 1425135a30 (このIDを非表示/違反報告)
深海(プロフ) - 続編がパスワードかかっているんですけど、まだ非公開ですか?続き楽しみにしてます!! (2019年8月28日 22時) (レス) id: e9c616e2c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:white12 | 作成日時:2019年8月27日 9時