術科大会 ページ19
そして迎えた翌週。
いよいよ今日は術科大会だ。
剣道、合気道、柔道、そして、逮捕術に分かれ、
それぞれが競い合い、優勝者が決まる。
希望制で、参加は義務ではないとはいえ、
各々は、この日に向けて訓練を重ねていた。
「…はっ」
バシッ...
同じくらいの体格の男を投げ飛ばし、
さらりと汗を拭うのは降谷。
柔道の部で勝ち進み、
あと1人で優勝という場面だ。
その隣では、
伊達が奮闘していた。
「…よっ…」
似た体格の男の足を払い畳に叩きつけ、1本を取ると、
降谷と同じく、あと1人で優勝という場面。
つまり、優勝者は、
降谷か伊達のどちらか、ということだ。
そして、道場の反対側では、
女子合気道の部で、
Aが勝ち進んでいた。
『…っ』
自身よりも10 cmほど背の高い相手の手をひねりながら、
畳へ叩きつけるA。
降谷たちと同じく、
あと1人で優勝、という状況だ。
景 「…やっぱり、降谷と伊達かぁ」
松 「…面白れぇ展開だな」
萩 「訓練じゃ、伊達、降谷に勝ったこと多分無い…よな」
男子合気道の部で、準優勝となった景光と、
惜しくも3位だった松田。
そして、柔道の部で既に敗退し、5位と奮闘した萩原が、
その勝負を見つめている。
景 「…あ、でも、あっち。春宮もそろそろ最後の試合みたいだ」
松 「…じゃあ、そっち見てくるか」
萩 「うーん…困った展開だな。ま、春宮の方かな。やっぱ」
そうして、Aが参加している女子合気道の部の方へ、
足を向けようとしたのだが、
「始め!」
目の前で、降谷と伊達の試合が始まり、
2人は足を止めた。
227人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
white12(プロフ) - 深海さん» お読み頂きありがとうございます!続編は、ただいま内容確認中でして、もうすぐパスワード外せると思います。少々お待ちくださいませ! (2019年8月28日 22時) (レス) id: 1425135a30 (このIDを非表示/違反報告)
深海(プロフ) - 続編がパスワードかかっているんですけど、まだ非公開ですか?続き楽しみにしてます!! (2019年8月28日 22時) (レス) id: e9c616e2c7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:white12 | 作成日時:2019年8月27日 9時